2019.5.5 13:00

【球界ここだけの話(1613)】広島・フェリシアーノ氏がお立ち台デビュー「“雰囲気”を何て言っていいのか…」

【球界ここだけの話(1613)】

広島・フェリシアーノ氏がお立ち台デビュー「“雰囲気”を何て言っていいのか…」

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サンスポ記者の球界ここだけの話
左からフェリシアーノ通訳、サヨナラ打を放ったバティスタ、スラィリー

左からフェリシアーノ通訳、サヨナラ打を放ったバティスタ、スラィリー【拡大】

 広島に所属するドミニカ共和国のカープアカデミー出身の選手をサポートするファン・フェリシアーノ氏(39)が通訳者デビュー。前日4日の巨人戦(マツダ)でサヨナラと一発を含む2安打2打点で大活躍のサビエル・バティスタ外野手(27)とともに初めての本拠地のお立ち台に上がった。

 「(お立ち台は)とても緊張したよ。(2日の阪神戦の)甲子園はテレビだけだった。(スペイン語で)“雰囲気”を何て言っていいのか、わからない。あとで調べたけど日本語は難しいよ」

 ヒーローインタビューで特に苦労したのはインタビュアーからの「チームは3連勝。ベンチの雰囲気は」との問い。日本語からスペイン語に翻訳する際に「雰囲気」の意味が理解できず、頭が真っ白に。バティスタの回答も「ホントにモチベーションが上がってる」とチグハグ!? になり球場はドカン!! しっかり笑いも奪うなどクレート氏を彷彿とさせるお立ち台デビューだった。

 フェリシアーノ氏はとにかく勉強熱心だ。現役時代の2004年に3年間広島でプレーをしたのをきっかけに独学で日本語を習得。4月中旬の来日前には同アカデミーの日本人職員と会話をして強化をした。インタビュー後には早速スマートフォンで「雰囲気」を検索して意味を理解できるようになった。

 4月30日の阪神戦(甲子園)でも、バティスタが平成最後の本塁打を放ったときの取材で5月1日から新元号「令和」になることを知らず。その日の内にチーム宿舎で改元の意味を勉強した。わからない日本語は自身で調べたり、同僚に聞いたりして語彙力を増やすように心がける。

 指導者、通訳者としてさらなる高みを目指すフェリシアーノ氏は「ドミニカには子供が3人いますね。毎日連絡しているよ」と単身赴任中であること明かした。任期は今年7月まで。妊娠中の妻と2人の子供の育てるため、母国・ドミニカ共和国に帰国中のヘンディ・クレート氏(35)に代わって、縁の下の力持ちになる。(柏村翔)