2019.5.3 08:00(1/2ページ)

【小早川毅彦のベースボールカルテ】ロッテ・種市、記念球わからなくなるくらいどんどん勝て

【小早川毅彦のベースボールカルテ】

ロッテ・種市、記念球わからなくなるくらいどんどん勝て

特集:
小早川毅彦のベースボールカルテ
ロッテ・種市(左)と井口監督

ロッテ・種市(左)と井口監督【拡大】

 ロッテの右腕、種市が4月29日に初勝利を挙げた。手にするはずだったウイニングボールは、平成最後のパ・リーグ公式戦の一つとして野球殿堂博物館に寄贈される。代わりに五回の3アウト目を奪ったボールをもらったそうだが、少しかわいそうな気がした。

 球場で会ったPL学園高の後輩、立浪和義にこの話をすると、「博物館に飾られるのだから、その方がいいんじゃないですか」と笑っていた。そういう考え方もあるのかと思う。

 かくいう私は記念のものに無頓着。新人王や、通算1000安打など連盟表彰の記録を達成したときにもらったトロフィーや盾、ペナントは自宅にも、広島市内の実家にもない。誰かにあげた記憶もないから不思議だ。33年前、母が亡くなった日の試合(対阪神、甲子園)で放った本塁打のボールが実家の仏壇に供えてあるが、記念とはいえないだろう。

 人からいただいたものは数点、自宅に置いている。ランディ・バースさんが阪神で三冠王に輝いた1985年か86年に交換したバットと、広島の先輩である山本浩二さんの現役時代のバットで、どちらもサイン入り。私をヤクルトに誘ってくれた野村克也さんが98年に監督をやめるときには、私のバットにサインをしていただいた。これらはバットケースに入れて、納戸にしまってある。昨年亡くなった衣笠祥雄さんからもらった赤いファーストミットも納戸の中だ。

【続きを読む】