2019.5.1 05:02

163キロ右腕の大船渡・佐々木、4番で2安打2打点 平成最後の試合は登板なし

163キロ右腕の大船渡・佐々木、4番で2安打2打点 平成最後の試合は登板なし

一回に適時二塁打を放つ佐々木。平成最後の試合は、打撃と走塁で存在感を示した (撮影・井上幸治)

一回に適時二塁打を放つ佐々木。平成最後の試合は、打撃と走塁で存在感を示した (撮影・井上幸治)【拡大】

 最速163キロを投げるプロ注目の右腕、大船渡高・佐々木朗希投手(3年)は30日、秋田・仙北市内で行われた角館(かくのだて)高(秋田)との練習試合に「4番・DH」で出場し、3打数2安打2打点だった。登板はなく、試合は4-12で敗れた。

 雨の中行われた平成最後の練習試合。佐々木は一回1死一、三塁の第1打席で左中間へ先制2点二塁打。三回1死の第2打席は投手強襲安打を放ち、二盗や相手守備の隙を突いて進塁するなど走塁でも非凡さをみせた。

 角館の湯沢淳監督(43)は「隙があれば(次の塁を)狙ってくる。一生懸命な、いい選手」と評価。投手としても「去年夏の練習試合で完投されて負けた。(金足農高時代の)吉田輝星より速かったし、その時点で日本一」と、秋田県内のライバル校の前エースを引き合いに出し、賛辞の言葉を並べた。

 佐々木は2日に今年初の公式戦となる、春季岩手大会地区予選の初戦を迎える。20日の仙台育英高との練習試合以来の実戦登板。“令和の怪物”が新時代の扉を開ける。 (井上幸治)

佐々木 朗希(ささき・ろうき)

 2001(平成13)年11月3日生まれ、17歳。岩手・陸前高田市出身。高田小3年で野球を始め、11年の東日本大震災で被災し、大船渡市へ移る。大船渡一中では軟式野球部。大船渡高では1年夏からベンチ入り。昨秋の岩手大会4強。4月6日の高校日本代表候補研修合宿で高校生史上最速の163キロをマーク。190センチ、86キロ。右投げ右打ち。家族は母と兄、弟。