2019.5.1 08:00

【小早川毅彦の打診球診】東京ドームのフェンスは軟らかく跳ね返らない

【小早川毅彦の打診球診】

東京ドームのフェンスは軟らかく跳ね返らない

1回、巨人・石川の打球にジャンプする中日・伊藤康=東京ドーム(撮影・中井誠)

1回、巨人・石川の打球にジャンプする中日・伊藤康=東京ドーム(撮影・中井誠)【拡大】

 (セ・リーグ、巨人1-3中日、3回戦、中日2勝1敗、30日、東京D)巨人は東京ドームで犯してはいけない走塁ミスを、2度も犯した。

 まず一回の攻撃。岡本の適時打で先制し、なお1死一、二塁で石川の打球は左翼フェンスに当たってから左翼手のグラブに収まった。塁審はフェアのジェスチャーをしたが、一走・岡本は直接捕球だと思い込んだのだろう。一、二塁間で立ち止まり、二塁で封殺された(記録は左翼ゴロ)。進塁していれば、なお1死満塁で大量得点のチャンス。それが1点止まりで大野雄を立ち直らせた。

 東京ドームのフェンスは軟らかく、直撃しても大きく跳ね返らない。私は打球がフェンスに当たって外野手のグラブに入るのを何度か見たことがある。若い岡本は知らなかったのだろうか。

 次は八回に失策で出塁した丸が、続くビヤヌエバの右翼への飛球で二塁近くまで飛び出し、帰塁できずに併殺。チャンスがしぼんだ。丸は右翼手・平田の打球の追い方を見て、狭い球場だからフェンス直撃もあると判断したのだろう。しかし、打球は思った以上に失速。こちらは球場をよく知っているからこそのミスともいえる。

 昭和63(1988)年に開場した日本を代表するドーム球場を本拠地にしているチームなのだから、しっかり反省して、「令和」では2度目がないようにしないといけない。 (サンケイスポーツ専属評論家)

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  • 1回、左方向に打球を放つ巨人・石川=東京ドーム(撮影・中井誠)
  • 1回、打球に関して何が起こったか分からない様子の巨人・石川(中央)と岡本(左)=東京ドーム(撮影・中井誠)
  • 1回、巨人・石川の打球に関して審議する審判団=東京ドーム(撮影・中井誠)
  • 1回、石川の打球で1走・岡本が二塁フォースアウトの判定に抗議する巨人・原監督=東京ドーム(撮影・今野顕)