2019.4.29 08:00

【上田二朗 サブマリン斬り】打者に「非常に邪魔な」阪神・ジョンソンのカーブ

【上田二朗 サブマリン斬り】

打者に「非常に邪魔な」阪神・ジョンソンのカーブ

特集:
上田二朗 サブマリン斬り
7回、投球する阪神・ジョンソン=ナゴヤドーム(撮影・松永渉平) 

7回、投球する阪神・ジョンソン=ナゴヤドーム(撮影・松永渉平) 【拡大】

 (セ・リーグ、中日2-4阪神、5回戦、中日3勝2敗、28日、ナゴヤD)互いに決め手に欠ける展開の中、阪神の勝因を挙げるなら、ジョンソンを推したい。2点を勝ち越した直後の七回裏、能見が1死一、二塁のピンチを招いた場面で登板し、イニングをまたいだ八回までの打者5人を完全に抑えた。

 今までの勝利の方程式を支える投手とは、少しタイプが異なる。決め球がフォーク、チェンジアップではなくカーブ。このカーブが打者には実に効果的で「非常に邪魔な球」になっている。七回2死一、二塁で阿部が真っすぐに差し込まれたシーン(二飛)が象徴的。カーブが頭にある状況で真っすぐが来る。その真っすぐも、外国人特有で微妙に動く。打者はなかなかとらえきれないのだ。

 制球も緻密というよりアバウトなのだが、ほとんど間違うことがないから、梅野もリードがしやすい。常にストライク先行で勝負できている。

 力投型ではないという特長もある。力でねじ伏せるタイプに比べてスタミナがある分、イニングまたぎを任せやすい。今後もドリスの前を託す大きな戦力になるだろう。 (サンケイスポーツ専属評論家)

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