2019.4.29 13:00

【球界ここだけの話(1607)】中日・与田監督を悩ます外国人選手枠の問題「5人がベンチ入りできれば…」

【球界ここだけの話(1607)】

中日・与田監督を悩ます外国人選手枠の問題「5人がベンチ入りできれば…」

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サンスポ記者の球界ここだけの話
中日・与田剛監督 

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 中日が4月27日から29日までナゴヤドームで阪神と戦っているとき、ナゴヤ球場ではウエスタン・阪神戦が行われていた。そこにヒゲを蓄えた助っ人がいた。ソイロ・アルモンテ外野手(29)だ。

 「がんばります!」

 記者に笑顔を振りまいていたが、ホンネは違うだろう。来日1年目の昨季、リーグ5位の打率・321、15本塁打、77打点をマーク。今季は、開幕直後こそ不調だったが、調子を上げつつあった。そんな矢先の2軍降格-。

 与田監督は「外国人選手が5人ベンチ入りできればいいんだけど。悩みました」と明かした。助っ人が機能していない某球団の監督からすればぜいたくな悩みだろう。

 実際に、チーム内には「ビシエドとアルモンテが打線にいるのは相手投手にとって脅威。絶対に外すべきではない」という声があったが、外国人選手が1軍ベンチに入れるのは4人まで。

 キューバ出身の3年目右腕、R・マルティネスが急成長。ドミニカ共和国出身の2年目左腕、ロドリゲスとともにセットアッパーとして欠かせない存在だ。ガルシアに代わる先発として獲得したロメロも2勝0敗、3試合に先発して防御率0・95と安定感は抜群。打者では昨季の首位打者、ビシエドが今季も「不動の4番」として打線を引っ張っている。アルモンテの2軍降格は苦渋の決断だった。

 小笠原2軍監督は「今のウチの外国人選手はみんな調子がいい。アルモンテの場合は出場枠の問題もあるので、仕方ない。こちらとしては、いつ(1軍に)呼ばれてもいい状態に心身ともさせるのも仕事。彼とは、いろいろ話し合いながらやっていく。2軍にはモヤもいるし、切磋琢磨してやってくれたら、と思う」と明かした。

 野球評論家の順位予想は「最下位」がほとんどだった竜が、勝率5割(28日現在)と大健闘。“外国人パワー”のおかげだ。アルモンテを腐らせるな! 与田監督の外国人操縦術が“令和元年シーズン”のチームの命運を握っている。(三木建次)