2019.4.17 05:00(1/2ページ)

【虎のソナタ】ガルシア「ポンポン」のはずが「ポカーン」

【虎のソナタ】

ガルシア「ポンポン」のはずが「ポカーン」

特集:
虎のソナタ
試合前、ガルシア(背番号77)ら投手陣はマウンドを入念に確認していたが…

試合前、ガルシア(背番号77)ら投手陣はマウンドを入念に確認していたが…【拡大】

 (セ・リーグ、ヤクルト9-5阪神、4回戦、2勝2敗、16日、松山)パリの「ノートルダム大聖堂」が火災によって無残に燃えた。

 『レ・ミゼラブル』を書いた仏の文豪ビクトル・ユゴーは「文体は水晶のようなものであり、その純粋さが光となる…」といったが、格調と気品をそなえた世界遺産が炎によって崩れていくのは心が痛む。誰もが涙とともにボウ然とした。

 モニターテレビでそのニュースを少々見過ぎたのかしらん。いきなり涙とともに無残に“炎上”するガルシアをみつめることになるとは思ってもみなかった。

 昨年のガルシアは東京ドームとナゴヤドームのエアコンの効いたところでは好投したけど、屋外ではまだ寒すぎるか…冗談じゃないゾ。1回1/3で58球、7失点じゃあ、こっちが風邪をひきそうなトホホ気分です。

 実は当番デスクの阿部祐亮は試合前の会議にはかなり強気でのぞんだ。それというのも、そろそろガルシアだって黙っちゃいないし、何しろ彼は試合前の練習でも元気。投手陣をマークしていた新里公章の威勢のいい報告はこうだった。

 「ガルシアは元気です。スタンドから『たのむぜ!』と声がかかるとキチンと手をふって応えてましたョ」というのだから阿部もソノ気になって会議用の出稿コンテには堂々とこう描いた。

 1面「坊っちゃんより梅ちゃん」

 3面「ガルシアはポンポンと初勝利!」

 愛媛はミカンジュースが美味しいから『ポンジュース』にひっかけたつもり…気持ちはわかるがポンポンとガルシアが点を取られることになるなんて…阿部がポカーンだょ…。

 冗談の一つもいわないと気がめいりそうな展開なんです。こんな“虎ソナ”に誰がした。いきなり糸原から3連打、ナバーロがヒットで2点先制して…。

 ビクトル・ユゴーの作品に『ノートルダムの鐘』がある。醜いカジモドが美しいエスメラルダに恋をするが…物事は予定通りにすすまないのはパリでも松山の坊っちゃんスタジアムでも同じではないか。

【続きを読む】