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マツダの惨劇…広島、V率0% 延長で1イニング12失点のワースト

マツダの惨劇…広島、V率0% 延長で1イニング12失点のワースト

失策で勝ち越しを許し、グラウンドにうずくまる菊池涼(撮影・加藤孝規)

失策で勝ち越しを許し、グラウンドにうずくまる菊池涼(撮影・加藤孝規)【拡大】

 (セ・リーグ、広島3-15ヤクルト=延長十回、2回戦、ヤクルト2勝、10日、マツダ)優勝確率0%。4連覇を目指す広島が、屈辱的な数字を突きつけられる大敗で、12年ぶりの開幕から4カード連続の負け越しとなった。

 延長十回表に3失策が絡んで、ヤクルトに一挙12点を勝ち越された。延長での1イニング12失点はプロ野球ワースト記録。1950年の2リーグ分立後、開幕から4カード連続で負け越したチームは優勝したことがなく、数字上ではあるが、11試合目で早くも優勝の可能性が消えるという状況に、緒方監督もファンにざんげするしかなかった。

 「こういう展開になったけど最後まで声援があった。期待に応えることができなかった。勝ち切れるチャンスはあったけど、采配がふるわなかった」

 守備の乱れで流れを失った。十回無死一塁から、荒木の打球を処理した一塁・松山が二塁へ悪送球。このエラーなどで1死満塁とされると、山田哲の投手頭上を越える難しいバウンドのゴロ打球を、今度は名手・菊池涼がグラブに当てながらこぼしてしまい、勝ち越し点を献上した。

 さらに菊池涼のこの回2つ目の適時失策などを挟んで、抑えの中崎と中田が一気に崩れていく。マツダスタジアムは静まりかえり、ファンはどんどん席を立った。最後まで残って応援していたカープ女子は顔を覆い、そのほおを涙がこぼれ落ちていった。

 ファンだけでなくナインも放心状態だった。松山は「とにかく、反省です」と肩を落とした。中田は人目もはばからず涙を流すと、タオルを頭にかけたままロッカールームへ引き揚げた。

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  • 延長十回表、スコアボードにはまさかの「12」が記された
  • 7回、投球する三番手の広島・一岡=マツダスタジアム(撮影・加藤孝規)
  • 5回、二番手で登板した広島・アドゥワ=マツダスタジアム(撮影・加藤孝規)
  • 先発の広島・野村=マツダスタジアム(加藤孝規撮影)
  • 5回同点となる右犠飛を放つ広島・野間=マツダスタジアム(撮影・加藤孝規)