2019.4.4 13:00

【球界ここだけの話(1584)】イチローの草野球デビューの日はくるのか?!

【球界ここだけの話(1584)】

イチローの草野球デビューの日はくるのか?!

特集:
サンスポ記者の球界ここだけの話
イチロー
現役を引退したマリナーズ・イチロー

現役を引退したマリナーズ・イチロー【拡大】

 ついに一時代の終わりを迎えた。マリナーズのイチロー外野手(45)が3月21日のアスレチックス戦(東京ドーム)をもって現役の引退を表明した。気になるのは“その後”だ。球団は何らかの役職を用意するつもりらしいが、現状では公式な発表はない。世間のファンが淡い期待を抱くのは“選手復帰”ではないだろうか。

 「草野球に対して、やっぱりプロ野球でそれなりに苦しんだ人間でないと、草野球を楽しむことはできないのではないかと思っている。これからはそんな野球をやってみたいなという思いですね」

 純粋に楽しむ野球を思い出したい、そんな気持ちがわき上がっているのかもしれない。イチローによれば「(オリックス時代に1、2軍を行き来する)そういう状態でやっている野球はけっこう、楽しかったんですよ。で、94年(プロ)3年目ですね。仰木監督と出会って、レギュラーで初めて使っていただいたわけですけども、この年まででしたね、楽しかったのは」と振り返っている。

 周囲の高い評価、過剰な期待、世間の目…。「イチロー」に求められるそういったものに、鈴木一朗は息苦しさを感じていたのかもしれない。

 「(プロ生活で)達成感を味わうこと、満足感を味わうことは、たくさんありました。ただ、楽しいか、というと、それはまた違うんですよね。ただ、そういう時間を過ごしてきて、将来はまた“楽しい野球”をやりたいなと。これは皮肉なもので、プロ野球選手になりたいという夢がかなった後は、そうじゃない野球をまた夢見ている自分があるときから存在したんですね」

 プロ野球選手を終えても“趣味の野球”を楽しむ元プロ野球選手はいる。桑田真澄氏は軟式野球の大会に参加すべく自身のチームを持ち、投手兼遊撃手を務める。松井秀喜氏も軟式球で投手をしつつ、草野球を楽しんでいた。プロ野球選手もみんな、少年時代に好きで始めた野球。いつか日本の草野球界にイチローが“軟式プレーヤー”として戻ってくる-。ファンは、そんな希望を抱いているのではないだろうか。(山田結軌)