2019.4.3 13:18

【球界ここだけの話(1583)】日本初の『40・40』へ、ヤクルト・山田哲の譲れないこだわり

【球界ここだけの話(1583)】

日本初の『40・40』へ、ヤクルト・山田哲の譲れないこだわり

特集:
山田哲人
サンスポ記者の球界ここだけの話
ヤクルト・山田哲

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 未知の領域を歩み続ける-。3度のトリプルスリー(同一シーズン3割、30本、30盗塁)を達成したヤクルト・山田哲人内野手(26)。今季は米大リーグでも過去に例がない4度目のトリプルスリー、そしてプロ野球史上初となるフォーティー・フォーティー(同一シーズン40本、40盗塁)にも期待がかかる。

 昨年は得意の夏場にペースを伸ばし、8月にはフォーティー・フォーティーに迫る勢いだった。しかし、山田哲は偉業達成よりも大事にしている譲れない信念があるという。

 「特に盗塁は、意味のない盗塁はしたくない。ここぞってところで走って、チームに貢献できるような選手でありたい」

 あくまでもチームの勝ちにつながるプレーを常に心がけてきた。昨季33度の盗塁成功のうち、半分近い16度が同点の場面での盗塁で、4点以上リードしている場面では2度しか企図していない。僅差、あるいはビハインドの場面で盗塁を試みてきた。

 さらに山田哲は「120%で完全にいける(成功する)場面だったらいくけれど」と前置きしつつ、「そういう(接戦の)状況で走ると、チームも乗ってくると思う」と盗塁が警戒される中、そして勝敗に大きく関わる場面で盗塁を試み、高い成功率を誇ってきた。

 今年のキャンプでは進化を求め打撃フォームも試行錯誤。「やってきて学んだ部分もあるんです。『このフォームでいける』とか、『これ』って決めつけてしまったら、どんどん駄目になってしまう」と現状に満足することなく高みを目指し続けている。

 プロ8年で積み重ねてきた記録、数字も文句のつけようのない実績だが、その内容にもこだわってプレーしている山田哲に改めてすごみを感じた。(横山尚杜)