2019.4.2 14:35

【球界ここだけの話(1582)】ヤクルト・五十嵐の“足もと”に注目、かかと部分の角度が0度

【球界ここだけの話(1582)】

ヤクルト・五十嵐の“足もと”に注目、かかと部分の角度が0度

特集:
サンスポ記者の球界ここだけの話
ヤクルト・五十嵐

ヤクルト・五十嵐【拡大】

 10年ぶりに古巣に復帰したヤクルト・五十嵐亮太投手(39)が、開幕2戦目となった3月30日の阪神戦(京セラ)でデビューし、1回を無安打無失点に抑えた。ヤクルトでの登板は2009年10月7日以来、実に3461日ぶり。昨季まで日米通算860試合に登板したベテラン右腕の“足もと”に注目している。

 今季から練習では「フットシェイプ」という靴底がフラットのシューズを使用している。靴底が真っ平らで、かかと部分の角度が0度という珍しい形のシューズだ。「個人トレーナーと相談して、米国から取り寄せました。普通のスニーカーは、かかと部分が1・1から3センチは高くなっている。それだと、どうしても『つま先重心』になってしまうから。これは0度でフラット。お尻に意識を持って動くことができる」と狙いを説明した。

 試合で使用するミズノ社製のスパイクも靴底が一枚皮で、フラットのものを使用している。すべては「お尻に意識を持って投げる」というテーマから逆算してたどり着いた変化だった。

 5月28日には40歳を迎える。ヤクルトで40歳以上のシーズンに登板するのは1992年の新浦寿夫、2008年、2009年の木田優夫に続いて3人目だ。

 ソフトバンク時代には若手にナックルカーブの投げ方を教えるなど、豊富な経験をもとに周囲に好影響を与えてきた。前向きな性格や、練習に取り組む姿勢。10年ぶりに復帰したヤクルトで求められるのも、周囲への波及効果だ。

 「必要とされたときに、チームに貢献できるようにしたいよね」。四十にして惑わず。五十嵐が加わったブルペン陣は、頼もしさを増している。(長崎右)