2019.3.28 08:00

【サンケイスポーツ評論家ペナント大予想】パ優勝は黄金時代の鷹

【サンケイスポーツ評論家ペナント大予想】

パ優勝は黄金時代の鷹

 プロ野球は29日、セ、パ両リーグの公式戦が開幕する。新元号最初のシーズンを制するのはどのチームか。サンケイスポーツ専属評論家6氏は、セは4氏が巨人の5年ぶり、パは5氏がソフトバンクの2年ぶりの優勝奪回を予想した。

★江本孟紀 鷹を引きずり下ろせ

 こちらも『日本一早い予想』から変えない。ソフトバンクが突出しているとは思わないが、ここの強さの秘密は“季節労働システム”にある。短期、短期で調子のよい選手をつぎ込んでいく。季節ごとに活躍する選手が出てくる。層の厚さと、このやり方で、シーズンを乗り切る。他のチームは、選手に1年間、働き続けてくれることを期待して、結局は実力・体力不足で、途中でポシャる。その差に気付くかどうか。もういい加減、ソフトバンクを引きずり下ろさないと、恥だよ。

★若松勉 楽天・オコエに期待

 ソフトバンクは、故障者がいても、穴を埋める若手が出てくるところが強み。昨年リーグ優勝の西武は、菊池と浅村が抜け、これといった補強もなかったが、辻監督がなんとか、やりくりするとみて、Aクラスにとどめた。予想は4位ながら、楽天もおもしろい。上位を脅かす存在になりそうだ。中でも、オコエに注目したい。オープン戦では、よく考えて打席に入っていることが伝わってきた。いわゆる“助っ人”に匹敵するような活躍をするのではないだろうか。

★小早川毅彦 西武・浅村の穴大きい

 大きな戦力アップに成功したチームが少なく、昨季と同じく打ち勝ったチームが上位にくるだろう。西武は浅村、日本ハムはレアードが抜けた穴が大きく、筆頭はソフトバンクだ。楽天は移籍してきた浅村以上に、新外国人のブラッシュが楽しみ。打撃3部門でいずれも上位に顔を出すのではないだろうか。ただ、則本昂の離脱があるのでAクラスにできなかった。レアードが加入したロッテを5位にしたが、打線が機能すればソフトバンクに勝るとも劣らない得点力が備わっている。

★大久保博元 西武は35歳栗山が鍵

 ソフトバンクはサファテと中村晃が開幕にいないことを忘れさせるくらい、層が厚い。根本球団社長&王監督時代から築き上げてきたチームの、集大成になる。昨年は西武の優勝を当てたが、期待の部分が大きかった。今年は故障者が多く、やり繰りが大変。浅村が抜けて出番が多くなる35歳の栗山がキーマンだ。楽天は浅村が加わり、オコエが育ってきた。石井GMがフロントと現場の間に入り、役割分担ができている。則本昂が後半戦に戻ってきて、戦力が整えばおもしろい。

★野村弘樹 不気味な存在のオリ

 ソフトバンクは昨年、あれだけ故障者が出て苦しんだのに、終わってみれば2年連続の日本一。全員がそろわなくても、やはり強い。日本ハムは栗山監督が選手の力をよくわかっていて、予想もしなかった若手が出てくる。優勝は難しくても、Aクラスには入ってきそうだ。則本昂が大きく出遅れる楽天、開幕から先発候補を欠く西武が、ソフトバンクを上回るのは容易ではない。最下位にしたオリックスは、山岡、山本ら選手個々に力がある。投打の歯車がかみ合うと不気味な存在だ。

★真中満 若き平石采配に注目

 今季も西武の打力を信じたい。浅村が抜けたものの外野は層が厚く、外崎が二塁に回ることで、ある程度カバーできる。昨季のように打ち勝つ試合が多くなるだろう。ソフトバンクは投手のサファテ、野手の中村晃の出遅れが痛い。投打ともに層の厚さは認めるところで内川、松田宣ら主力も健在だが、昨年からまた1つ年齢を重ねている。おもしろいのは楽天。石井ゼネラルマネジャーによって、チームの雰囲気が変わってきた。38歳と若い平石監督の選手起用もに注目したい。