2019.3.27 13:00

【球界ここだけの話(1576)】甲子園に響きわたる習志野の“美爆音”は対戦校にとっては脅威

【球界ここだけの話(1576)】

甲子園に響きわたる習志野の“美爆音”は対戦校にとっては脅威

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サンスポ記者の球界ここだけの話
習志野の吹奏楽部は三塁側アルプス席から“美爆音”を発して熱き応援。選手を鼓舞させて勝利に貢献した(撮影・山口泰弘)

習志野の吹奏楽部は三塁側アルプス席から“美爆音”を発して熱き応援。選手を鼓舞させて勝利に貢献した(撮影・山口泰弘)【拡大】

 平成最後の甲子園で、10年ぶりに出場した習志野(千葉)の“美爆音”が響きわたった。

 3月23日に開幕した第91回選抜高校野球大会。大会2日目の24日に登場した習志野は、三塁側アルプス席のブラバン大応援を力にかえ、日章学園(宮崎)に8-2で快勝して初戦を突破した。

 同校の吹奏楽部は野球部と同じく、以前から全国レベルの名門。ここ数年で大きな注目を集めるようになった。

 2015年6月21日、習志野と拓大紅陵の吹奏楽部が競演する「ベースボール・サポーターズ・コンサート」が千葉市中央区の県文化会館で開かれた。野球の応援曲をテーマにした吹奏楽部のコンサート。珍しい試みが大きな反響を呼び、広く一般に認知された。

 習志野吹奏楽部顧問の海老沢博教諭(40)は「野球部とともに戦っている気持ちです」と共闘姿勢を強調。吹奏楽部は全日本吹奏楽コンクール金賞23度など数々の実績を持つ。美爆音はあくまで「応援することしか考えていません」と『習高』(ならこう)へ向けられるが、対戦校にとって脅威となっている。

 23日に履正社(大阪)を下した星稜(石川)の林和成監督(43)は「あの応援を経験させないといけない」と予定を変更し、次の対戦校が決まる習志野-日章学園戦を選手に球場で見学させた。初戦で17奪三振の最速151キロ右腕、奥川恭伸投手(3年)にも体感させ、対策を施す必要があるほどのパワーだ。

 “美爆音”はバレー部とサッカー部などの大会でも準決勝、決勝の段階になると試合会場で響きわたる。野球部も秋と春の県大会では準決勝、決勝から。夏は大会初戦からで、いまや野球観戦だけでなく音楽鑑賞が目的で球場へ足を運ぶ人もいるほどだ。

 吹奏楽部は野球部員51人を上回る205人。オリジナル曲「レッツゴー習志野」などクオリティーの高い大演奏は、28日に行われる2回戦の星稜戦でも最大限に奏でられる。

  • 習志野の吹奏楽部は三塁側アルプス席から“美爆音”を発して熱き応援。選手を鼓舞させて勝利に貢献した(撮影・山口泰弘)