2019.3.26 14:00

「現役ドラフト」早期導入を最優先に交渉 選手会がビジョン発表

「現役ドラフト」早期導入を最優先に交渉 選手会がビジョン発表

 日本プロ野球選手会(炭谷銀仁朗会長=巨人)は26日、シーズン開幕に先立ち「選手会ビジョン 2019」を発表。選手の地位向上や球界発展を目指す活動のなかで、特に昨年から提案している「現役ドラフト制度」の早期導入を最優先事項として交渉していく方針を示した。

 「現役ドラフト制度」とは、米・大リーグの「ルール5ドラフト」を参考にした、出場機会のない選手を他球団が指名し獲得できる制度。選手会では、高卒選手とそれ以外の選手を分け、入団年数に応じた1軍登録日数の基準を作成。直近の数年間に区切り出場機会の少ない選手も対象に加えるなど具体案と対象選手リストも示して球団側と話し合う方針だ。

 具体案は故障などによる長期離脱選手や、起用方法により登録抹消期間が増える先発投手の扱いなど細かい点で課題が残る。しかし、2月に実施した選手へのアンケートで導入への期待度が約95%となった要望の高さなどを背景に、まず導入を実現させることを第一に交渉していきたい構えだ。

 また、同ビジョンでは、野球普及や育成環境の整備を目的とした「指導者ライセンス制度」の導入や、ひとり親家庭を対象とした野球をプレーするための奨励金の創設なども提言している。