2019.3.26 17:05

21世紀枠の富岡西、強豪・東邦に善戦も一歩及ばず/センバツ

21世紀枠の富岡西、強豪・東邦に善戦も一歩及ばず/センバツ

敗れスタンドへ挨拶に向かう富岡西ナイン=甲子園球場(撮影・中島信生)

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 第91回選抜高等学校野球大会第4日第3試合(東邦3-1富岡西、26日、甲子園)東邦(愛知)が富岡西(徳島)に3-1で勝利した。「3番・投手」で出場したプロ注目の石川昂弥投手(3年)が投げては7安打1失点、163球で完投。打っては3打数1安打2打点と活躍した。

 「最後の打席はしっかりと内角の直球に崩されずにセンターにコンパクトに打ち返せた。チームの勝利に貢献できたのでよかった」 

 三回に先制の中犠飛を放つと、2-1と勝ち越した七回はなおも二死二塁で中前に甲子園初安打を放ち、勝利を大きくたぐり寄せた。

 米フロリダ州遠征で駆けつけられない東邦のブラスバンド部の穴を、選抜のために予定を空けていた大阪桐蔭の精鋭120人が埋めてくれた。練習期間は約1週間。その間に25曲を踊りまで“完コピ”して間に合わせた。

 五回までは東邦が使用する曲が演奏されたが、六、七回はサプライズで「大阪桐蔭メドレー」が甲子園に流れた。

 石川の六回の第3打席は「TOINマーチ」をアレンジした「TOHOマーチ」が流れるも、早打ちして完奏前に凡退。ならば「昂弥」には「昂」だ。七回の第4打席は根尾昂内野手(現中日)の専用曲だった「かっせーパワプロ」が演奏され、見事に快音が響いた。

 次戦の広陵(広島)戦に向けて石川は「いい投手がいますけど、自分たちの野球をやるだけ。無事勝てたのでこの勢いで次の試合も勝ちたい」。当初は東邦ブラスバンド部が帰国する準決勝で交代の予定だったが、準決勝以降は両部が“合体”して選手を後押しするプランもあるという。“春夏連覇パワー”が大きな武器となりそうだ。

  • 東邦戦に先発した富岡西・浮橋=甲子園