2019.3.23 13:00

【球界ここだけの話(1572)】ソフトバンク・千賀、夢の数字到達は開幕戦!?

【球界ここだけの話(1572)】

ソフトバンク・千賀、夢の数字到達は開幕戦!?

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 もう夢の数字ではなくなった。ソフトバンク・千賀滉大投手(26)は最後のオープン戦登板となった22日の広島戦(ヤフオクドーム)で自己最速を更新する159キロを計測した。目前に迫る160キロについて聞くと、あっさり。「出るんじゃないですか」。オフに筋力強化に励んで迎えた今季、明らかに球速は増した。

 「いずれ出したいとは思うけど、キャンプのときは『シーズン中盤くらいに出せればいいな』と思っていました。最初から、そんなのいいので」

 春季キャンプのブルペン投球の時点で、他の投手陣が「えげつない球」と驚いていた。「ことしは160キロ出すだろう」と噂されていたが、159キロはしっかり指にかかったとは言えない失投。本人は「トラックマン(計測機器)様のおかげ。僕、トラックマンに何かしたかな」と余裕。アドレナリンも高まっていない現在の状況を考えると、29日の開幕戦でさっそく到達しそうな雰囲気さえ漂う。

 「でも、チームのみなさんに言われるのは『155キロくらいでいいから、それを続けてくれよ』と」

 工藤監督も「これ以上は力まなくても。いまのままで十分」と笑うが、千賀自身も数字に興味はあっても、執着はない。“オーバーヒート”の心配は大丈夫だろう。

 160キロといえば、もう一人。2年連続の開幕投手を務める右腕は「甲斐野さんにやっと追いつけました」とおどけた。大学時代に最速159キロを計測しているドラフト1位の甲斐野央投手(22)=東洋大。千賀は2日の阪神戦(ヤフオクドーム)で158キロを計測したが、翌日3日の後輩とのやりとりを明かす。

 「甲斐野が『千賀さん、158キロはやばいですね』って。で、3時間後くらいに(3日の同戦で)自分も158キロ出しましたからね」

 常時155キロ前後の直球を投じているルーキーの大台突破も時間の問題とみられる。ダブル160キロ。先発とリリーフで、同じ日に達成することも現実的な話だ。(安藤理)