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ソフトB・王会長、イチローに親心メッセージ「解放してあげましょう」

ソフトB・王会長、イチローに親心メッセージ「解放してあげましょう」

06年の第1回WBCで世界一となり、抱き合う王監督(手前)とイチロー

06年の第1回WBCで世界一となり、抱き合う王監督(手前)とイチロー【拡大】

 元米大リーグ、マリナーズのイチロー(45)=本名・鈴木一朗=の引退表明から一夜明け、2006年の第1回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でともに戦ったソフトバンク・王貞治球団会長(78)が22日、タマホーム筑後で報道陣に対応。28年間戦い続けた男を「解放してあげましょう」と気遣うと同時に、球界の未来を託す伝道師として期待した。

 前夜、78歳のレジェンドは深夜1時を回ってもテレビの前から動かなかった。「あれだけの選手が引退にあたって色々なことを話す。見逃したくなくて」。数時間後、目の前には2軍の本拠地初戦に臨む若手。王会長はユニホームを脱いだイチローと球界の未来を重ねることを我慢し、親心でねぎらった。

 「また新たな悩みと戦わせたくないし、少しは解放してあげましょう」

 最後まで見守った会見の言葉の数々から心中を想像した。「監督は無理」という発言を受けて「解放」を呼びかけた。

 「悩みなんかなかったのかなと思うけど、大変な悩みがあった。普通のレベルの選手では感じないような悩みだったと思う。監督の苦悩っていうのもみているから。また新たな悩みに入っていく気持ちにはなれないと思う」

 監督としての活躍は「見てはみたい」としつつ、今は胸のうちにしまった。ただ、今後のイチローに期待することは明確だ。

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