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【ダッグアウトの裏側】大リーグ日本開幕戦…“おもてなし”に奔走した15年前

【ダッグアウトの裏側】

大リーグ日本開幕戦…“おもてなし”に奔走した15年前

特集:
ダッグアウトの裏側
15年前のヤンキース番記者たち(左から4人目が筆者)

15年前のヤンキース番記者たち(左から4人目が筆者)【拡大】

 ずっと自室に飾ってある写真がある。2004年に米大リーグのヤンキースとデビルレイズ(現レイズ)が来日。開幕戦のプレーボール直前、東京ドームのグラウンドでヤンキースの番記者と記念撮影をした。

 15年前、米国に駐在していた筆者は、開幕戦のために一時帰国。ヤ軍の選手や番記者のガイド役として奔走(ほんそう)した思い出がある。

 ヤ軍の番記者を東京・大手町のサンケイスポーツ編集局や浅草に案内。老舗の今半ですき焼きを食べ、赤坂のバーでグラスを傾けた。東京ドームで一緒にカツ丼や焼鳥を頬張り、ウインズ後楽園で馬券の買い方まで教えた。試合がない日には、日本の少年野球を特集するための取材も手伝った。

 人気アニメ『ドラゴンボール』が好きな選手に配給元の東映関係者を紹介。お土産に真珠を買いたいという選手を巨人OBが経営する六本木の専門店に連れて行ったら、妻のクララさんから高級品をねだられている守護神のマリアノ・リベラに遭遇したこともあった。

 改めて振り返ると、「記者の仕事ではない」と感じることも多い。だが当時は、ニューヨークで世話になった選手や記者に「日本のよさを知ってもらいたい」という一念だけで動いていた。国際交流とは結局、そんなものだろう。

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