2019.3.22 16:51

元イチロー番記者が語る 元サンスポ・オリックス担当、ロッテ・梶原紀章広報「ああ人間なんだなと思った瞬間が好きだった」

元イチロー番記者が語る 元サンスポ・オリックス担当、ロッテ・梶原紀章広報「ああ人間なんだなと思った瞬間が好きだった」

 20日に現役引退を発表した米大リーグ・マリナーズのイチロー外野手(45)=本名・鈴木一朗=について、オリックス時代にサンスポで番記者を務め、現在はロッテの梶原紀章広報(42)が思い出を語った。

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 当時は球団担当1年目。担当記者の中でも一番若かったので、何もないときはよく自分が質問させていただく形になった。その中でいろいろ工夫するのは楽しかった。“初球”は何がいいかとか、“決め球”はいつ持ってきた方がいいかなとか、記者としての駆け引きを覚えた。

 イチローさんのすごいところは、ベテランの記者とか仲の良い記者だからと質問に答えるわけではなく、心に響いた質問にはしっかり答えてくれた。だめなときはだめ、ルーキー記者の質問でもしっかり答えてくれたときは、質問するうれしさを感じた。

 すごくクールに見えるけど、人間性が見える話をするのが好きだった。子どものころはキンケシ(キン肉マン消しゴム)を集めていたとか、ああ人間なんだなと思った瞬間が好きだった。

 メジャーに行く前、空港で最後にした質問が「メジャーへ行くにあたって、不安はないのか」という質問。そしたら笑顔で「“メジャーサッカー”に行くわけじゃないから大丈夫」と答えてくれた。冗談なのか、真意はわからないけど、すごく記憶に残っている。

 2004年にメジャーで、06年には(広報として参加した)WBCで再会した。何かと縁はあるので、今回は最後の瞬間を現地で見られなかったけど、またどこかで見られそうな気がする。(1999-2000年オリックス担当)