2019.3.22 12:19

ソフトバンク・王会長、引退のイチロー気遣う「少しは解放してあげようよ」

ソフトバンク・王会長、引退のイチロー気遣う「少しは解放してあげようよ」

イチローの現役引退について取材に応じるソフトバンクの王貞治球団会長=22日、福岡県筑後市

イチローの現役引退について取材に応じるソフトバンクの王貞治球団会長=22日、福岡県筑後市【拡大】

 マリナーズ・イチロー外野手(45)の引退から一夜明け、2006年の第1回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でともに戦ったソフトバンク・王貞治球団会長(78)がタマホーム筑後でコメントした。

 「来る日が来ちゃったのかな。誰にもスタートがあれば終わりがあるけど、彼はもっと先だと思っていただけに本当に残念です」

 そう切り出し、イチローの心情を考えながら思い出を語った。ダイエーの監督とオリックスの選手として戦った時代は「防ぎようのない選手。不思議と人のいないところにボールが飛ぶ。(理由は)神様でないと分からない」と回想。WBCでは「1回目で、選手も集まらずに12球団の足並みもそろわないときに、彼が『出ます』といってくれて本当に心強かった」と感謝。「とにかく、どんなときでも手を抜かなかった。(直接)触れてみて彼の深さ、大きさを感じました」と振り返った。

 深夜1時をまわった会見は「あれだけの選手が引退に当たって、いろいろ話をするのを見逃したくなかった」と最後までみたという。「あのレベルでの苦悩。理解してくれる人、期待した返答をくれる人もいなかったと思う」。本人が今後について「監督は無理」と語ったことについて「また新たな悩みと戦わせたくはないし、少しは解放してあげようよ」と気遣った。