2019.3.21 08:00

【星野伸之 緩急自在】2番近本の理由は外角球への対応のうまさ

【星野伸之 緩急自在】

2番近本の理由は外角球への対応のうまさ

1回、安打を放つ阪神・近本=神宮球場(撮影・門井聡)

1回、安打を放つ阪神・近本=神宮球場(撮影・門井聡)【拡大】

 (オープン戦、ヤクルト1-10阪神、20日、神宮)この日の並びで、6番にマルテかナバーロが入る打順が開幕スタメンになるのではないか。新打線の威力が顕著だったのが一回の攻撃。1、2番のルーキーコンビが好機を作り、4番大山の長打で返す。理想的だった。

 個人的意見を言わせてもらえれば、1番に盗塁のできる近本、2番に三振の少ない糸原の並びの方が嫌。あえて2番近本の理由は外角球への対応のうまさだ。この日は右前に引っ張ったが、左中間から左に打てるのが近本の持ち味。木浪が出塁した際、近本に対し相手は引っ張らせないようにと外角攻めをしてくる。

 そこで流し打ちが得意な近本に「引っ張らなくてOK」の指示を出す。超積極的な矢野監督ならでは意図が垣間見える。

 好調を維持し続ける2人だが、打席を重ねる中で一流の左腕にはまだまだ苦労しそうな予感はある。長いスパンの固定は難しいかもしれない。でも、その時の1、2番候補には糸原、上本、北條らがいる。層は間違いなく厚くなっている。

 4番大山も本塁打の後の2打席の四球がいい。無理に狙いにいかなくても、5番福留以下につなげば…の気持ちでいい。試行錯誤は続くだろうが、面白い打線が組めるのではないか。 (サンケイスポーツ専属評論家)

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