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【虎のソナタ】あわや「たけし軍団戦の悪夢」再び

【虎のソナタ】

あわや「たけし軍団戦の悪夢」再び

特集:
虎のソナタ
たけし軍団に敗れた阪神を報じる1991年11月24日付のサンスポ

たけし軍団に敗れた阪神を報じる1991年11月24日付のサンスポ【拡大】

 (練習試合、阪神1-0大商大、15日、鳴尾浜)見事な投手戦が展開されました。というか、投手戦に持ち込まれてしまいました。

 オープン戦がなかったこの日、阪神は2軍が鳴尾浜球場で大商大と練習試合を行い、29日の開幕戦(対ヤクルト、京セラドーム)に先発するメッセンジャーが調整登板。右の原稿にある通り貫禄のピッチングを披露しましたが、相手の大西広樹投手も負けず劣らずの投球だったのです。

 「外角低めにバシバシ決まっています」

 途中経過を報告してきた若手のトラ番織原祥平の電話の向こうが、にぎやかでした。

 「きょうは空席があったので、ネット裏から見ています。ここだと球種もコースもよくわかりますから」

 そう話す織原の背後から痛烈なヤジが聞こえてきます。

 「大学生相手に何しとんや~」

 「外野フライも飛んどらんやないか~」

 大西投手も5回2安打無失点。俊足の島田の内野安打2本だけ。彼が投げている間、クリーンヒットは1本もありませんでした。

 「もしアマに負けたら、大変だな。たけし軍団にファン感謝デーで負けて以来か?」

 横にいたサブデスク阿部祐亮が心配しながら、半分面白がっていました。前阪神キャップの阿部は36歳で、当時はまだ8歳だったのですが、なにしろ生まれながらの虎ファンですからよく覚えているのです。

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