2019.3.15 05:03

阪神・マルテ、相撲パワーもらった!立ち合いに学んだ集中力野球に生かす

阪神・マルテ、相撲パワーもらった!立ち合いに学んだ集中力野球に生かす

マルテ(右)とナバーロはグッズを手に初の大相撲観戦を満喫した(撮影・門井聡)

マルテ(右)とナバーロはグッズを手に初の大相撲観戦を満喫した(撮影・門井聡)【拡大】

 阪神の新外国人、ジェフリー・マルテ内野手(27)=前エンゼルス=が14日、大相撲春場所(エディオンアリーナ大阪)をエフレン・ナバーロ内野手(32)と初観戦した。平幕逸ノ城ら超巨漢力士の奮闘に感激し、立ち合いにおける集中力の極意を学んだ。

 豪栄道ー!! 貴景勝ー!! 大声援が飛び交い、熱気に包まれた景色に勝負師としての本能が反応した。超巨漢の男たちがゴツッと頭からぶち当たる。マルテは枡席から必死で目をこらしていた。

 「初めて観戦したけど、想像していた以上に力士は体が大きかったね。本当に驚きました。(相撲は)アタックする瞬間に、すごい集中力が必要だと感じたよ」

 国技の迫力を一瞬でも見逃したくはなかった。

 大関とりがかかる貴景勝-玉鷲はタブレットで録画し「いいファイトだったね」と熱心に見入った。栃ノ心-魁聖の両外国人力士の対決には「他国に来て、勝負の世界にいる。同じ状況ですし、感慨深いですね」とハートを熱くした。「本当に体が大きくて、(幕内最重量の226キロの)逸ノ城、(198キロの)碧山は印象に残った。高安も好き。おもしろいし、楽しかった」。幕内の全取組を見届けると、満足そうに白い歯をこぼした。

 マルテが感じたのは立ち会いでの重要性だ。呼吸を合わせた上での刹那の駆け引き。競技こそ違えど、投手との間合いや、配球など、すぐに野球に生かせると思った。

 「大変、相撲は興味深い。僕ができるスポーツではなさそうだけどね」

 前日13日の中日戦(ナゴヤドーム)では変化球に対応してオープン戦初タイムリーを放ち、4試合連続安打とバットは好調をキープしている。この日も甲子園でみっちりと汗を流してきた。矢野監督の構想では開幕6番。ポイントゲッターとしての働きが期待され、初対戦の投手を打ち崩すためのヒントを土俵から持ち帰ったのは確かだ。

 枡席を離れる際は男性ファンから「頑張れよー」と声をかけられた。どんな難敵でも立ち合いを制し、あとは“電車道”でKOする。力士から学んだ集中力で、矢野虎の勝利に貢献する。 (新里公章)

  • 阪神・マルテ
  • 碧山(左)が朝乃山を押し倒しで下す。立ち合いの大切さをマルテが学んだ
  • 大相撲春場所を観戦に訪れた、阪神・マルテとナバーロ=エディオンアリーナ大阪(撮影・林俊志)
  • 大相撲三月場所の観戦に訪れ、貴景勝のうちわを手に笑顔を見せる阪神・マルテ(右)とナバーロ=エディオンアリーナ大阪(撮影・門井聡)
  • 阪神・マルテのオープン戦アットバット