2019.3.9 10:00

復活の春!福島高出身の立大・手塚、オープン戦で3回無失点/東北スポーツ

復活の春!福島高出身の立大・手塚、オープン戦で3回無失点/東北スポーツ

特集:
東北スポーツ
自身2度目のリーグ優勝、日本一を狙う立大・手塚(撮影・赤堀宏幸)

自身2度目のリーグ優勝、日本一を狙う立大・手塚(撮影・赤堀宏幸)【拡大】

 福島高出身の立大・手塚周投手(3年)が最終学年に飛躍を誓っている。右腕は2年春にリーグ優勝と全日本大学選手権優勝に貢献したが、昨年は春秋とも未勝利。目標とする2度目の日本一、そして秋のドラフト会議での指名につなげる投球を目指す。

 復活を期す春のオープン戦。初戦の東海大戦に手塚はリリーフで登板、3回を1安打1三振無失点と、まずまずのスタートを切った。

 自身の最速148キロには及ばなかったが、141キロの直球とスライダーで空振り三振も奪った。

 「結果的に抑えているけど、コントロールがまだまだ。ストライクにはなっていても、自分としては、もうちょっとキッチリ投げ切りたかった」

 他のアウトの内容は内野ゴロ2、内野フライ1、外野フライ4。外野へ多く運ばれたことで、制球の精度に不満が残った。

 福島高から東京六大学を目指したが、一般受験に失敗。仙台市内の予備校に通い、1浪で立大に合格した。1年秋にデビューし1勝を挙げ、チームでは努力家として知られる。

 浪人時代は、受験勉強のストレス解消を兼ねた約1時間の深夜のランニングが唯一のトレーニングだった。今も、学校での授業への姿勢、野球の練習の取り組みには緩むところはない。

 それだけに、結果が出なかった昨年が歯がゆい。溝口監督は「昨秋の不振の理由がわかっていて、手塚は順調にステップを踏んでいる。やってくれると思う」と期待を寄せている。

 「2年の時に優勝パレードの車に乗せてもらった。この春は先発で、あの喜びを下級生にも、と思う。そういう経験をまたしたい。もちろん、野球を続けている以上、プロを目指す気持ちでやっていきたい」

 主戦としてリーグ戦優勝、そして大学日本一、さらにはプロの世界へ。手塚は大きな目標を目指し、鍛錬を続けている。 (赤堀宏幸)

手塚 周(てづか・しゅう)

 1996年5月28日生まれ、22歳。福島県出身。東日本大震災後に浪江町から福島市に転居し、福島高では1年夏にベンチ入り。1浪し立大に進み、1年秋にリーグ戦デビュー。通算30試合6勝8敗、防御率4・08。180センチ、79キロ。右投左打。