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【土井麻由実のSMILE TIGERS】阪神・呂投手の通訳・原田さん「頼られる存在でいたい」 新しい夢は“お立ち台の隣で通訳”

【土井麻由実のSMILE TIGERS】

阪神・呂投手の通訳・原田さん「頼られる存在でいたい」 新しい夢は“お立ち台の隣で通訳”

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土井麻由実のSMILE TIGERS
平田2軍監督(左)と話す阪神・呂と通訳の原田清一さん=安芸市営球場(撮影・中島信生)

平田2軍監督(左)と話す阪神・呂と通訳の原田清一さん=安芸市営球場(撮影・中島信生)【拡大】

 プロ野球チームにはさまざまな人が関わっている。ユニホーム組だけでなく、トレーナーやスコアラーなど周りでサポートする人々は多種多様だ。その中で、特定の選手にもっとも近い存在なのが通訳だ。

 阪神には英語、スペイン語、そして台湾語の通訳がいる。台湾人の呂彦青投手についているのが原田清一さんだ。呂投手の練習中や登板時にはそばに控え、プライベートでも買い物や食事に付き合ったりもする。また通訳の仕事以外にも、練習の準備や手伝い、後片付けなども進んで行う。

 「それは大変と思ったことはない。僕もずっと野球をやってきて、こういうことをするのは当たり前だと思っているので」 

 爽やかな笑顔で答える。それよりも、難しいのは選手との距離感だという。昨年、呂投手の入団にともなって採用された。原田さん自身、プロ野球選手の通訳は初めてだし、お互いの性格もわからないところからのスタートだった。「自分も野球をやってきているので、大丈夫だと自信があった。でも、いざやってみると、そんな簡単にいかなかった」と振り返る。

 昨年は呂投手が何を望んでいるのか、どうしてほしいのかを探る1年だった。2年目を迎え「距離が近すぎると呂投手にとっても煩わしいだろうし、ストレスにもなる」と、徐々にほどよい距離が測れるようになってきたという。

 コーチからのアドバイスは、自身も野球をやっていたからこそ理解できるという言葉も多い。それをわかりやすく意訳し、伝えるタイミングも考える。「呂投手に理解してもらえるように」ということが重要なのだ。

 「呂投手に頼られる存在でいたいと思っている」。原田さんが今、もっとも腐心していることだ。

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  • ブルペンの平田2軍監督(左)と原田清一さん=安芸市営球場(撮影・中島信生)