2019.3.1 08:00

【小早川毅彦のベースボールカルテ】広島、リーグ4連覇の可能性は80%!

【小早川毅彦のベースボールカルテ】

広島、リーグ4連覇の可能性は80%!

特集:
小早川毅彦のベースボールカルテ

 広島戦のチケット購入のために必要な整理券の配布に、5万人以上が訪れたというニュースに驚かされた。キャンプ中は宮崎・日南市(1次)や沖縄市(2次)はもちろん、キャンプ地から少し離れた宮崎市や那覇市でも、レプリカユニホームを着たファンを多く見かけた。

 昨季の観客動員数は、12球団中4位の223万2100人。私の現役時代は100万人突破が目標だった。整理券を手にできなかった人たちは気の毒だが、マツダスタジアムは今年もすごいことになりそうだ。

 ファンの願いはリーグ4連覇と35年ぶりの日本一。打線は丸(現巨人)が抜けても、それほど得点力は落ちないと思う。ドラフト1位・小園(報徳学園高)が注目を集めているが、将来のクリーンアップ候補に推したいのは6位の外野手、正隨(しょうずい、亜大)。鈴木に似たタイプで、パンチ力がある。中学まで広島で過ごし、高校は大阪(大阪桐蔭高)で大学は東京というのは私と同じ。キャンプで話をすると、実家の住所も同じ広島市安芸区だった。

 実は私の母校でもある法大の青木監督から、こんな話を聞いていた。昨年、亜大との練習試合を見に来た元監督の松永怜一さんが、試合後に主将の向山(今春からNTT東日本)と中山(ヤクルトD2位)だけでなく、亜大の正隨と頓宮(とんぐう、オリックスD2位)にも特打を命じたそうだ。

 野球が公開競技として行われた1984年ロサンゼルス五輪で日本代表を率いて金メダルに導いた大先輩は、大学の垣根を越えて期待する選手を指名したのだろう。私が汗を流した川崎市の法大グラウンドで正隨も練習したんだなと、より親近感が湧いた。

 話をカープに戻す。心配は一にも二にも、目立つ補強がない投手陣。ともに1年目にプロ初勝利を挙げながら、昨季は1軍で投げられなかった3年目左腕の床田、右の矢崎(旧姓・加藤)あたりが出てこないと苦しい。キャンプを見た時点でリーグ4連覇の可能性は50%だと思っていたが、今は80%まで上げていい。映像や写真で整理券を求めるファンの大行列を見た選手は、これ以上ない刺激を受けただろう。 (サンケイスポーツ専属評論家)

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