2019.2.22 08:00

【小早川毅彦のベースボールカルテ】ロッテ、誤算だった雨の多さ

【小早川毅彦のベースボールカルテ】

ロッテ、誤算だった雨の多さ

特集:
小早川毅彦のベースボールカルテ
ロッテ・井口監督

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 12球団のキャンプ巡りを終えた。今年の沖縄は暖かいものの、例年に比べて雨が多い。しかも、降り始めると、グラウンドが使えなくなるほど強い雨脚で長く降る。

 最も苦労しているのは11日に石垣島でのキャンプを打ち上げ、13日から沖縄本島で練習試合を中心に調整しているロッテだろう。すでに2試合が中止になった。実戦を中心にチームの力をつけていくのは決して悪くないのだが、中止になると元も子もない。

 球場に室内練習場があっても、相手チームも練習するから使える時間が限られる。投手はブルペンで投げ込めばいい。バッティングも素振りで、ある程度カバーできる。しかし、守備はノックを受けて、スローイングができる練習場がほしい。17日に訪れた楽天戦(金武町)では、2年目の安田が2安打を放ったものの、三塁守備で2失策を犯した。首脳陣は、特守で徹底的に鍛えたいだろう。

 練習場が確保できていれば、試合が行われても出場しない選手を残留させて、しっかり練習させることができる。23、24日は高知・春野町で、26日からは宮崎市で試合が組まれ、移動が多いロッテにとって、今年の雨の多さは誤算だったと思う。

 私の現役時代は1軍と2軍のキャンプ地が離れているチームが多く、1軍に故障者が出ないと入れ替えはなかった。私はシーズン中も2軍に落ちた経験がなかったので、1月の合同自主トレで会ったのを最後に、シーズン終了まで一度も顔を合わせない選手がけっこういたものだ。

 日本ハムは米アリゾナ州での1軍キャンプを終えて、16日に沖縄・国頭村で1、2軍合同の紅白戦を行った。昔は考えられないことで、今は2軍スタートでも、昇格をアピールするチャンスに恵まれている。

 2月最後の1週間はベテランや外国人選手が実戦に出場して、チームにとっても仕上げに入る大事な時期。いつまでも若手にチャンスが与えられるわけではない。これ以上、雨の影響が出ないことを祈るばかりだ。 (サンケイスポーツ専属評論家)

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