2019.2.21 13:00

【球界ここだけの話(1543)】ダル完全復活への期待「心に関してはもう幸せいっぱい」

【球界ここだけの話(1543)】

ダル完全復活への期待「心に関してはもう幸せいっぱい」

特集:
サンスポ記者の球界ここだけの話
ダルビッシュ有
打撃投手を務めた練習後、取材に答えるカブス・ダルビッシュ

打撃投手を務めた練習後、取材に答えるカブス・ダルビッシュ【拡大】

 笑顔が多い。雰囲気は柔和で楽しそうに日々を過ごしている。カブスのダルビッシュ有投手(32)だ。

 「気持ちよく投げられている。それだけでなく、人生、楽しめている感じがします」

 19日(日本時間20日)、打撃投手を務めた後にはそうコメントし、充実した調整を明かした。16日(同17日)のブルペンではすでに95マイル(153キロ)をマークし、打撃投手時も、最速は94マイル(151キロ)だった。

 「あした何があるか分からないし、とりあえず今、この一瞬一瞬を楽しんでやりたい」

 カブスとは昨季のキャンプ直前に6年1億2600万ドル(約136億円※当時のレート)の大型契約を結んだ。しかし、2018年シーズンは、相次ぐ右腕の故障に見舞われ、わずか8試合で1勝3敗だった。そんな不本意な状態から、復活を期す1年。ここまでの調整はすこぶる順調そうだ。

 「日に日に人生、楽しみだしたのかなぁ。本当に。2016年12月に体調を崩してから、精神的にはよくなかった。それが(18年)11月くらいからよくなって、本来の自分になってきた」

 32歳。年齢を重ねいくぶん性格が“丸くなった”印象を受けた。もっとトガって、ピリピリした空気をまとっているイメージを(勝手ながら)持っていた。開幕して“勝負モード”に入り、重圧のかかる日々になれば、もちろんピリつくときもあるに違いない。それでも今は、家族と穏やかに、いい時間を過ごしていることが、精神的な安定につながっているのだろう。

 「(心技体の)技と体は分からないけど、心に関してはもう幸せいっぱいでやっています」

 なにより体調面の不安がなく、投げることに集中できている。

 「(投球フォームなど)理想を目指しているんだけど、この道が正しいのかどうかも分からない。つかんだ! と思ったら、次の日、全然(感覚が)違うし…。その迷いの中で生きています」

 迷いながら、ときに苦しいことも、今は人生の楽しみのひとつ。本来の実力を発揮し、強打者たちを力勝負でねじ伏せる投球が待ち遠しい。(山田結軌)

  • 打撃投手を務めた後、ファンにサインするカブス・ダルビッシュ
  • ブルペンで投球練習するカブスのダルビッシュ=メサ(共同)
  • フリー打撃に登板したカブス・ダルビッシュ=メサ(共同)
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