2019.2.18 12:00

【球界ここだけの話(1540)】中日・松坂の悲劇…それでも「ファンを大事にする」チーム方針は変わらず

【球界ここだけの話(1540)】

中日・松坂の悲劇…それでも「ファンを大事にする」チーム方針は変わらず

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サンスポ記者の球界ここだけの話
球場から引き揚げる松坂大輔

球場から引き揚げる松坂大輔【拡大】

 ファンと接触した際、右肩を痛めた中日・松坂大輔投手(38)が17日、春季キャンプを離脱し、名古屋を拠点にリハビリを開始した。キャッチボールができない状態で開幕は絶望的。復帰時期のメドが立たないのが現状だ。

 球団首脳の1人はこうつぶやいた。

 「これまで松坂君はファンサービスにも頑張ってくれた。残念に尽きる。でも、これでファンとの距離を置いてはいけないと思う。今回のことはアクシデントと認識している」

 今回の一件で、選手とファンの“近すぎる距離”がクローズアップされている。というのも北谷球場はメーングラウンドとブルペン、サブグラウンド、室内練習場などの施設を選手が移動する際の導線が少なく、12球団で、もっとも選手と身近に接することができる球場として知られていたからだ。

 これを機に警備員が増員され、選手の移動を安全にするために導線も広げられたが、選手とファンの“距離”が遠ざかることはなかった。

 与田監督は「ファンと一切接触を禁止するのはどうかなと思う。今回のことも(松坂は)何とかサインをしてあげたいという中で起きてしまったこと」と明かした。球場を離れる際、急ぎの用事がなければ、ファンの差し出したサイン色紙にペンを走らせている指揮官。コーチ、選手もしかりだ。

 選手会長の福田は「ファンに喜んでいただいている以上、できるかぎりサインもしたいと思う。今回のことで、その方針が変わることはないです」と力を込めた。

 中日は昨季からファンサービスなどを積極的に行った選手に“営業査定”を導入している。自分の求められていることはなにか-。もちろん、松坂もわかっていた。だからファンとハイタッチしたり、サイン会を開いたりもした。マナーの悪いファンがいるのは事実だが、ごくごく一部。「ダイスケコール」に背番号「18」のユニホームを着た松坂が笑顔で手を振るシーンを一日も早くみたい。(三木建次)

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