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【乾坤一筆】寝返りひとつにも神経使う…投手は繊細な生き物

【乾坤一筆】

寝返りひとつにも神経使う…投手は繊細な生き物

特集:
ベテラン記者コラム・乾坤一筆
2月8日の練習後、仕切りの柵が倒れそうになるほど集まるファンにサインのファンサービスに応じていた中日・松坂大輔投手 (撮影・須藤佳裕)

2月8日の練習後、仕切りの柵が倒れそうになるほど集まるファンにサインのファンサービスに応じていた中日・松坂大輔投手 (撮影・須藤佳裕)【拡大】

 2月1日、巨人の宮崎キャンプ。サンケイスポーツ専属評論家の江本孟紀氏が、目を丸くしていた。

 「今年もやっぱり、だ。今のピッチャーはみな、キャンプインと同時にビュンビュン投げる。昔とは大違いだね」

 若手、外国人、そしてエース菅野まで、初日からブルペン入り。しかも変化球を交じえて熱投。

 「俺なんか、キャッチボールで何球か投げたら、体のあちこちが悲鳴をあげていた。それでいて、万全の状態で開幕を迎えられなかったことは、1度もない。先を見据えて、1シーズン戦えるよう、調整していた。あんなに飛ばして、大丈夫かいな」

 南海と阪神で常に開幕投手争いをしていた同氏。つい心配してしまうらしい。

 「巨人のスタッフが、うまいことを言っていた。『今の子は、野球選手というよりアスリート』だと。確かに、練習のための練習に映って、しかたないよね」

 そんな話を聞かされたあとに、飛び込んできたのが、中日・松坂のアクシデント。ファンとの接触で腕を引っ張られ、右肩を負傷し、投球不能に。連日練習して、体を鍛えても、思わぬことで調整が滞る。特に投手は、繊細な生き物だ。

 江本氏は現役時代、飛行機、新幹線で移動するとき、右側の窓側には決して座らなかったという。ほんの少しでも外気に触れると、利き腕の右肩と右肘を冷やし、故障につながる…と考えて。

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