2019.2.4 05:04

原巨人革命!吉川尚が御前3安打&1盗塁、球団史上最速紅白戦でアピール合戦

原巨人革命!吉川尚が御前3安打&1盗塁、球団史上最速紅白戦でアピール合戦

原監督(奥)が眼光鋭く見守る中、吉川尚が適時打を放ちアピールした(撮影・福島範和)

原監督(奥)が眼光鋭く見守る中、吉川尚が適時打を放ちアピールした(撮影・福島範和)【拡大】

 巨人春季キャンプ(3日、宮崎)巨人は3日、宮崎市のKIRISHIMAサンマリンスタジアム宮崎で、若手による1軍対2軍の紅白戦を実施した。原辰徳監督(60)が、実力把握と競争激化のためチーム史上最も早いタイミングで行った試合では、1軍の「1番・二塁」で先発した吉川尚輝内野手(23)が両軍最多の3安打&1盗塁をマークするなど猛アピール。指揮官は、選手たちの積極的な姿勢を高く評価した。

 火花が散ったグラウンドに鋭い視線を送った。本塁後方のタワーから試合を見守った原監督は、若手の気合を肌で感じ、満足そうに目を細めた。

 「向こう(2軍)の2(吉川大)、3(立岡)、4番(石川)に、なぜ僕たちが1軍じゃないんだというのが、とても見えた。うち(1軍)の吉川尚もね。気持ちも技術も、いろいろなものが見えた気がします」

 “原流改革”の一手として、球団史上最も早い時期に行われた「1軍対2軍」の紅白戦。試合前のスコアボードに「2019死闘 1軍対2軍 意地を見せるか! 下克上なるか!」と表示されるなど、対決ムードをあおる演出も施された。

 アピール合戦の中で輝いたのは、1軍の「1番・二塁」で先発出場した吉川尚だ。五回2死二塁、育成左腕の山下亜から痛烈な左前適時打を放つなど両軍最多の3安打をマークし「早いカウントから打とうと思っていた。1打席目の三振を生かせた」と汗を拭った。

 丸や岡本らの強力な主軸につなぐ1番打者が固定できれば、チームの得点力は一気に上がる。吉川尚は、三回に内野安打で出塁して二盗に成功すると、暴投と失策で一気に生還するなど、リードオフマンにふさわしい俊足も披露した。

 この積極的な走塁姿勢こそ、新生ジャイアンツの象徴だ。昨季は12球団ワーストに並ぶ61盗塁に終わり、今キャンプでは代走のスペシャリストだった鈴木外野守備走塁コーチが連日、全体練習後に熱血指導している。成功は4度だったが、この日はノーサインながら盗塁企図数が両軍計8度。確かな意識の変化に、指揮官は「非常によかった」とうなずいた。

 投手に自ら捕手へサインを出させるなど考えてプレーする意識も求めた指揮官は、5-5の引き分けに「幸い(1軍が)負けなくて良かったね。負けたら総取っ替えだよ」と振り返り「(2軍首脳陣が)もう1試合やりたいと言っていたけどね」と明かした。肌寒さの残る宮崎で見えた意識の変化と勝利への意欲。原監督が、チーム内競争の導火線に火を付けた。(谷川直之)

キャンプ日程へ

  • 巨人・原監督
  • 三回、二盗に成功した吉川尚は悪送球の間に一気に本塁へ。足でも魅了した
  • スコアボードに「一軍」Vs「二軍」
  • 紅白戦を前に「原タワー」に登る巨人・原監督=宮崎(撮影・福島範和)
  • 試合後の練習で打撃フォームをビデオで撮る巨人・岡本=宮崎(撮影・今野顕)
  • 紅白戦好投した1軍の巨人・大江=宮崎(撮影・今野顕)
  • 紅白戦好投した2軍先発の巨人・坂本工=宮崎(撮影・今野顕)
  • 紅白戦6回、同点の適時打を放つ巨人・吉川尚=宮崎(撮影・今野顕)
  • 紅白戦7回、吉川大の盗塁を刺す巨人・小林=宮崎(撮影・今野顕)
  • 紅白戦登板した巨人・戸根=宮崎(撮影・今野顕)
  • 巨人・吉川尚が1番時の予想オーダー
  • 巨人・過去10年のチーム盗塁数
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