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阪神・原口を知る虎番・長友記者がエール「何度も不可能を可能に変えてきた男」

阪神・原口を知る虎番・長友記者がエール「何度も不可能を可能に変えてきた男」

長友記者(右)は原口(左)を長く取材してきた。復帰に向けてエールを送った

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 がんを公表した阪神・原口文仁捕手(26)を取材してきたトラ番サブキャップ・長友孝輔記者(32)が24日、エールを送った。腰痛からの復活、育成から支配下への復帰-。これまで何度も不可能を可能に変えてきた若虎が、甲子園に戻ってくる日を信じた。

 本当に「そうなる」と信じていて、他のことを考えていない。信じ抜いてやり抜けるから、どんな重い扉も開く。原口がたどり着きたいという高みは、いつもこちらの想像を超えていた。だから今回、このくらいの困難でへこたれないことも、自分はよく知っているつもりだ。

 「あと何本ですかね? 1800くらい?」

 24歳シーズンからブレークし、実働まだ3年。遅咲きだが、実際はあと「1828」ある通算2000安打も、実はにらんでいた。2017年9月。鳥谷が同記録にリーチをかけていた試合の際、原口は不振で2軍落ちしていた。だがマスクを着け、帽子を目深にかぶり、チケットを購入して一塁側スタンドからひっそりと見つめていた。「あの瞬間、同じグラウンドにいられなかったのが悔しくて…」。ふがいなさと、自分を燃え上がらせるためのイメージを、心に刻んでいた。

 まだ育成枠だったときには、当時乗っていた国産車のダッシュボードに真っ赤なミニカーをポツンと置いていた。「活躍して、このランボルギーニに乗るんです!」。ファンの人が持つイメージとは、少し違うかもしれない。だが燃えたぎる野心を、ごくたまに強烈に発露させる男だ。「実家にでっかい家を建てたい。高校生のときにも親に苦労をかけたので」とも言っていた。実際に1軍での活躍はつかんだが、まだまだ、こんなところで“がんなんか”に足止めされている場合ではないはずだ。

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  • 阪神・原口の年度別打撃成績
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