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【虎のソナタ】若い選手は大目に見てあげて

【虎のソナタ】

若い選手は大目に見てあげて

特集:
虎のソナタ
寒空の下、新人合同自主トレがスタート。多くの報道陣が若虎のプロ第一歩を見守った

寒空の下、新人合同自主トレがスタート。多くの報道陣が若虎のプロ第一歩を見守った【拡大】

 若い選手がハツラツと走りだすこの季節は、もうそれだけで熱い…。俺だって、あんな無鉄砲がへっちゃらな時があったんだ…と。

 鳴尾浜で阪神の近本光司外野手(大阪ガス)ら“7人の若虎”たちの吐く息の白さ、まぶしいぞ。

 ただ…フッとこの季節(1月9日)になると胸をよぎるモノがある。だからよけいに若者たちに心から「頼むぞ…」という思いを抱く。

 -父上様母上様、三日とろろ美味しゅうございました。干し柿、もちも美味しゅうございました。兄姉上様、おすし美味しゅうございました…。

 1964年東京五輪から4年後のこの日、東京・自衛隊体育学校宿舎の自室でマラソンの円谷幸吉選手がカミソリで自らの頸動脈を切りました。享年27…。円谷選手は「東京五輪」マラソンで終始、エチオピアのアべべ選手についで2位を走った。モノクロの街頭テレビの前での日本中の熱狂。「ええか、けっしてふりかえるな!」という父親の教えを守り、7人兄弟の末っ子は目の前の最強ランナーのアベベの背中だけをみつめて走りました…。

 競技場に戻ったときはもうアベベはゴールしていて、気がつくと英国のヒートリーにも抜かれて…やせ細った170センチの円谷はもうフラフラ…。でもその『銅メダル』は我々にどれたけの勇気を与えてくれたことか。だけど実は彼はその後にアキレス断裂などに苦しんで…責任感とプレッシャーにさいなまれていたのであります。

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