2019.1.7 13:00

【球界ここだけの話(1502)】中日・森前監督が他球団のキャンプ行脚、その狙いとは

【球界ここだけの話(1502)】

中日・森前監督が他球団のキャンプ行脚、その狙いとは

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サンスポ記者の球界ここだけの話
中日・森SD

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 中日の前監督、森繁和シニアディレクター(SD、64)が2月に、他球団の春季キャンプを視察することが決まった。球団幹部は「森さんは球界に多くの人脈をもっておられる。ウチとの契約がまとまらず、阪神に移籍したガルシアにもプレッシャーをかけてもらおうかな」と明かした。

 ガルシアを威嚇…。それは冗談として、森SDにはトレードの“商談成立”などの重大任務が託される。というのも、今オフの補強は実質ゼロだったから。2桁勝利を期待するエンニー・ロメロ投手(27)=前ロイヤルズ=も、昨季13勝をマークしたガルシアに代わる助っ人だ。

 一方、V奪還を目指す巨人は丸(広島)、炭谷(西武)をFAで獲得したほか、岩隈(マリナーズ)、中島(オリックス)、助っ人補強にも億単位の大金をつぎ込んだ。阪神も西(オリックス)をFAで、ガルシアの加入で、先発投手に厚みが増した。

 中日OBの野球評論家からは「昨年は松坂、今年は根尾が入団して球団内は盛り上がっているが、現状の戦力で上位を狙えるのか」という声が巻き起こっている。

 与田監督は「ウチはウチ。若手にチャンスがあるということ」と若手の台頭に期待を寄せるが、そう甘くはない。そこで白羽の矢が立ったのが森SDだ。

 2017年からの2年間の監督生活は5位、5位と結果を残せなかったが、兼任する渉外担当としては一昨年のゲレーロ、昨季のガルシアと、新外国人選手を見抜く眼力のすごさは誰もが認める。「いや、日本球界にも多くのパイプをもっているし、あの行動力はすごい」と球界関係者も一目置く存在だ。

 昨年、日本ハムからFAした大野奨、17年に日本ハムから金銭トレードで獲得した谷元も森監督(当時)が動いた。2人は戦力としては期待を裏切っているが、チーム活性化としての役割は果たしている。

 「俺のところに来ても(ネタは)なにもないぞ」。報道陣をケムに巻いて、今オフは表舞台に出ることのない森SDだが…。その存在が再びクローズアップされるのは間違いない。(三木建次)

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