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【「鬼筆」越後屋のトラ漫遊記】走って守れるD1位・近本、「中堅・1番」固定なら矢野流機動力野球が理想に近づく

【「鬼筆」越後屋のトラ漫遊記】

走って守れるD1位・近本、「中堅・1番」固定なら矢野流機動力野球が理想に近づく

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2018ドラフト情報
「鬼筆」越後屋のトラ漫遊記
俊足の阪神・近本の加入で盗塁数増を期待

俊足の阪神・近本の加入で盗塁数増を期待【拡大】

 大きな鍵を握る選手を一人、挙げるならドラフト1位の近本光司外野手(24)=大阪ガス、1メートル70・72キロ、左投げ左打ち、背番号5=の名前を挙げたいと思います。

 なぜか? それは阪神球団が昨年10月のドラフト会議でセンターの守れる外野手の1位指名にとことんこだわった舞台裏を知るからです。阪神は藤原(大阪桐蔭→ロッテ入団)、辰巳(立命館→楽天入団)の1位指名がいずれも抽選クジから外れ、3度目の1位指名で近本を獲得しました。その時の経緯を知る関係者はこう話しました。

 「ある意味、筋が通った指名。どうしてもセンターが欲しかった。高校のセンターNo.1、大学のNo.1、社会人のNo.1と行ったんだ。それほどセンターが欲しかったということ」

 藤原、辰巳…。二度の失恋の結果、射止めた近本についての阪神球団のスカウティングリポートをのぞくと…。

 「近本はセンターのレギュラーポジションを必ず奪える素材」

 群雄割拠の外野戦争を勝ち抜いて、プロ1年目の今季から開幕センターを守っているはず、という高い評価を下しているのです。

 そして、近本のスカウティングリポートが現実のモノとなるのかどうか…がすなわち矢野流の野球の成否に大きく関わる-と見るからこそ、近本を「鍵を握る選手」と位置付けるわけです。

 どうしてか? 矢野監督が昨季、2軍で成功した原動力は眠っていた機動性を活性化させたからです。シーズン163盗塁は球団史上最高の数字でした。たくさん盗塁した選手の名前を挙げると→島田海26、江越25、熊谷23、板山14、荒木13、高山10、陽川9、植田海7…。ここで皆さんはアレッ!? と思いませんでしたか。昨季、二軍で走りまくった選手たちで今季、1軍のレギュラーを奪える選手はどれだけいるのでしょう。

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  • 阪神入団選手発表会で握手を交わす矢野監督(左)と近本
  • 入団会見でユニホーム姿を披露する阪神・西
  • 22盗塁を決めた阪神・糸井
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