2018.12.19 13:00

【球界ここだけの話(1483)】普段は技術論を語らないヤクルト・山田哲が子供たちに貴重な熱血指導

【球界ここだけの話(1483)】

普段は技術論を語らないヤクルト・山田哲が子供たちに貴重な熱血指導

特集:
山田哲人
サンスポ記者の球界ここだけの話
小学生と真剣勝負するヤクルト・山田哲

小学生と真剣勝負するヤクルト・山田哲【拡大】

 12月16日にヤクルト・山田哲人内野手(26)が参加した福島・双葉郡楢葉町の野球教室を取材した。普段はチームメートや記者陣に技術論を多くは語ろうとしない山田哲だが、この日は集まった約180人の小学生に熱血指導。思わず聞き入ってしまった。

 打撃指導では自身の経験を元に3つのポイントを挙げた。

 〔1〕フルスイング

 〔2〕フルスイングした後にフォームが崩れない

 〔3〕レベルスイング

 そして「誰が見てもカッコよく振ることを意識してください」と強調した。「素振りするときに鏡で自分のフォームを見て、このフォームカッコイイなとか、これはダサイなとか。コーチ、監督、友人、お父さん、お母さん、誰が見てもカッコイイと思えるフォームを目指してください」と語り「自分も小さいころは自分のフォームをビデオで撮ってもらって、両親に一緒に見てもらってました」と振り返り、子供たちもうなずいていた。

 走塁指導では「盗塁で一番大事なことは何でしょう」と山田哲が問いかけると、子供たちは「スタート」「リードの大きさ」「投手をよく見ること」と手を挙げ、元気よく答えた。しかし、山田哲は「ブッブー!!」とニヤリ。今季33盗塁で3度目の盗塁王に輝いた男は「盗塁で一番大事なことはフォーム、構え方です」と説明した。

 〔1〕必ずいいスタートを切れること

 〔2〕牽制(けんせい)球がきても戻れること

 どちらにも対応できる構えが理想と語り、そのためにはつま先に重心を置き、やや前屈みに構えることが重要であると、時間をかけ丁寧に説明した。

 山田哲は走塁、打撃、守備いずれも子供たちの目線で分かりやすく、実体験を交えながら丁寧に教えていたが、走塁に関してはひと際、力説しているように見えた。

 「自分もプロに入ってから走塁というものに興味を持ちだした。自分ももっと早くから走塁を知っていたらよかったと思うことがある。ここまで走塁について教える野球教室はないと思うけど、子供たちには小さいときから走塁に興味を持ってもらえるように」とはっきりとした狙いも明かした。

 取材の過程だが、トリプルスリー男の貴重な技術論を聞くことができ、少し得した気分になった。(横山尚杜)

  • 身振り手振りで盗塁について教えるヤクルト・山田哲
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