2018.12.15 13:00

【球界ここだけの話(1479)】ソフトバンクの日本一記念ハワイ旅行はただのバカンスではない

【球界ここだけの話(1479)】

ソフトバンクの日本一記念ハワイ旅行はただのバカンスではない

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サンスポ記者の球界ここだけの話
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 ソフトバンクがハワイで日本一記念旅行を満喫している。総勢240人の豪華ツアーも、選手は17人。今季限りでの引退、退団者をのぞけば、たった14人だ。最近5年で4度目のハワイという常勝軍団には「毎回いかなくても」と参加を辞退する面々もいる。少し寂しい? そんなことはない。V旅行の主役は他にいる。

 初日のパーティーで工藤監督(55)があいさつ。歓喜や選手たちへのねぎらいは当然、強調したのはチームスタッフや家族へのお礼だった。主将の内川聖一内野手(36)も「このために頑張っている人もいる。そういう人の思いも背負ってやらないとって思います」と周囲を見渡す。松田宣浩内野手(35)は「裏方さんの子供たちが大きくなっていくのをみるのもこういうときしかないし、うれしい」と同調すると、V旅行の意味を力説した。

 「最近は毎年いけると思いがちだけど、そういうプレッシャーも感じながら『必ずここに来る』という思いになる。表には出ないけど、支えてくれている人たち。そういう人の思いも感じながら頑張れる」

 選手よりも休日が少ない裏方も多い。そんな仲間の幸せな表情を見ることも力の源だ。「プレッシャーをかけてくる人もいるんです。ハワイのパンフレットを買ったとか捨てたとか。9月に西武に3連敗したときには『捨てた』という人もいて」と舞台裏を明かす。実際に、優勝した西武との差を一気に縮めた8月末に「ハワイにいけるかも」とうれしそうに語りあうスタッフもいた。

 不参加の選手について、工藤監督は「うちの選手はまじめだから」と笑う。少しでも故障を抱える選手はリハビリに専念。猛練習に励む選手、旅行に参加してもトレーニングを続ける選手もいる。努力は自身のためであり、周囲のため。その体を献身的なスタッフが動かし、支えられた選手たちがハワイへの切符を贈る。ただのバカンスではない。V旅行の正体は、チーム全体の意欲と一体感を高める大切な行事だ。(安藤理)

  • ソフトバンク・工藤公康監督
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