2018.12.13 10:00(4/5ページ)

【平成の真実(15)】平成16年「球界再編~近鉄消滅&楽天誕生~」「史上初のスト」

【平成の真実(15)】

平成16年「球界再編~近鉄消滅&楽天誕生~」「史上初のスト」

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平成の真実
ストライキによる9月18、19日の試合中止を知らせる電光掲示板

ストライキによる9月18、19日の試合中止を知らせる電光掲示板【拡大】

 選手会事務局に入局して4年目だった森忠仁氏(56)=現事務局長=は「経営者側との交渉の中で、具体的に1リーグ構想を示されたことはなかった。しかし、パが4球団に減れば1リーグになるという筋書きがあったように思う」と分析。パ・リーグ事務局の総務部員だった保科求己氏(47)=現パ・リーグ運営部課長=は「7、8月はずっと、5球団の場合と4球団の場合の日程をシミュレーションしていた」と振り返った。

 結局、新たな合併はないまま、9月8日のオーナー会議でオリックスと近鉄の合併とともに、翌年はセ6球団、パ5球団での2リーグ制維持を承認。合併の1年間凍結や新規参入の要件緩和を訴え、毎週末のストライキを視野に入れていた選手会は労使協議を行ったが、経営者側から明確な回答を得られなかった。

 「(ストを)やれるものならやってみろ、という雰囲気を感じた」と森。16、17日の交渉でも歩み寄りはなく、18、19日にストが決行された。

★代替試合は行われず

 セ、パともにストライキで中止となった2試合の代替試合は行われず、レギュラーシーズンはセが1チーム138、パが133試合で終了。セは中日(落合博満監督)が制し、この年から1-3位によるプレーオフを導入したパは、2位から第1、第2両ステージを勝ち上がった西武(伊東勤監督)が優勝した。MVPはセが最多勝の川上憲伸(中日)、パが三冠王の松中信彦(ダイエー)。日本シリーズは西武が4勝3敗で制し、12年ぶりの日本一となった。

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  • 9月10日の労使協議を終えた日本プロ野球選手会の古田敦也会長(左)は、経営者側の瀬戸山隆三・ロッテ球団代表が求める握手を拒否。次回も決裂し、ストライキが決行された
  • 球界再編騒動をめぐる動き
  • 球団合併反対の横断幕を掲げる札幌ドームのファン(8月6日の日本ハム-ロッテ)
  • 日本プロ野球組織(NPB)への参加申請を行った事について会見するライブドアベースボールの堀江貴文代表取締役(右)
  • 球界再編騒動を振り返る長谷川一雄氏(撮影・松尾雅博)
  • 7月7日のオーナー会議の会場へ向かう西武・堤(手前左)、巨人・渡辺両オーナー。球界に影響力を持つ2人の発言に注目が集まった
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