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【平成の真実(15)】平成16年「球界再編~近鉄消滅&楽天誕生~」「史上初のスト」

【平成の真実(15)】

平成16年「球界再編~近鉄消滅&楽天誕生~」「史上初のスト」

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平成の真実
球団合併反対の横断幕を掲げる札幌ドームのファン (8月6日の日本ハム-ロッテ)

球団合併反対の横断幕を掲げる札幌ドームのファン (8月6日の日本ハム-ロッテ)【拡大】

 NPBは監査法人に依頼し、両社の財務状況などを徹底的に調査。実行委員会の下部組織として新設された「審査小委員会」が2度のヒアリングを経て審査し、11月2日のオーナー会議で楽天の新規参入が決定した。落選したライブドアは2006年1月、証券取引法違反などの疑いで堀江ら幹部が逮捕された。

 長谷川は騒動がもたらしたものについて、「懸念だったコミッショナー事務局、セ、パ両リーグ事務局の3局統合(現在の日本野球機構)が進んだのは間違いない。野球協約の不備も明らかになり、各球団の株式構成を12球団が共有できるように改正した」と明かす。

 楽天は東北に根付いてファンを増やし、今季の総入場者数はセが1423万5573人、パは1131万5146人で、ともに史上最多を更新した。球団別でも300万2347人の巨人を筆頭に、12球団全てが150万人を突破。騒動の翌年に始まったセ・パ交流戦は、来年で15年目を迎える。 =敬称略

★ストまでの経過

 7月7日のオーナー会議に26年ぶりに出席した西武・堤義明オーナーが会見で「西武、ロッテ、日本ハム、ダイエー(現ソフトバンク)の4球団間で新たな合併を模索している」と衝撃発言。一部オーナーが、球団数削減による1リーグ制への移行を目指していることが明白となった。

 当時、巨人と阪神以外の10球団は赤字。それでもセの球団には、テレビの放映権料が1試合1億円以上といわれた巨人戦があった。パの球団は巨人戦の実現を強く望んでいたが、交流戦はドル箱の巨人戦が減ることを懸念するセ側の反対で実現していなかった。

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  • 9月10日の労使協議を終えた日本プロ野球選手会の古田敦也会長(左)は、経営者側の瀬戸山隆三・ロッテ球団代表が求める握手を拒否。次回も決裂し、ストライキが決行された
  • 球界再編騒動をめぐる動き
  • ストライキによる9月18、19日の試合中止を知らせる電光掲示板
  • 日本プロ野球組織(NPB)への参加申請を行った事について会見するライブドアベースボールの堀江貴文代表取締役(右)
  • 球界再編騒動を振り返る長谷川一雄氏(撮影・松尾雅博)
  • 7月7日のオーナー会議の会場へ向かう西武・堤(手前左)、巨人・渡辺両オーナー。球界に影響力を持つ2人の発言に注目が集まった
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