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【平成の真実(15)】平成16年「球界再編~近鉄消滅&楽天誕生~」「史上初のスト」

【平成の真実(15)】

平成16年「球界再編~近鉄消滅&楽天誕生~」「史上初のスト」

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平成の真実
球界再編騒動をめぐる動き

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 潮目が変わったのは、この前後にライブドアと楽天が、ともに仙台市を本拠地として新規参入を表明したことだった。ただ、ライブドアの加盟申請は唐突だった。9月16日に堀江らが東京・内幸町のコミッショナー事務局を突然訪れ、事務局長らが不在だとわかると、受付に申請書類が入った数個の段ボール箱を置いて帰った。

 「テレビのカメラマンを連れてきて撮影させ、いかにも対応が悪いといわんばかりだった」と長谷川。この日はNPBと選手会との労使協議が行われていた。「協議があることは以前から報道されていた。知らないわけがない」と苦笑する。一方、楽天からは事前に電話で申請方法や日時の問い合わせがあり、申請はスムーズに進んだ。

 長谷川は「新規参入に手を挙げてくれるところがあるんだと、少しほっとした。パの球団も、参入にふさわしいチームなら球団数を減らさなくて済むと思っただろう」と振り返った。

 23日の交渉では経営者側が大きく歩み寄り、(1)来季12球団に戻すことを視野に入れ、新規参入の審査を速やかに進める(2)加盟料(新規60億円、譲渡30億円)を廃止し、預かり保証金制度を導入-など7項目で合意。25日以降のストライキは凍結され、騒動は一応の収拾をみた。

 ライブドアを急成長させた堀江は、型破りで派手なパフォーマンスなどで“時代の寵児(ちょうじ)”ともてはやされていた。近鉄球団の買収からプロ野球参入に熱心だったことで、支持するファンも多かった。

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  • 9月10日の労使協議を終えた日本プロ野球選手会の古田敦也会長(左)は、経営者側の瀬戸山隆三・ロッテ球団代表が求める握手を拒否。次回も決裂し、ストライキが決行された
  • 球団合併反対の横断幕を掲げる札幌ドームのファン(8月6日の日本ハム-ロッテ)
  • ストライキによる9月18、19日の試合中止を知らせる電光掲示板
  • 日本プロ野球組織(NPB)への参加申請を行った事について会見するライブドアベースボールの堀江貴文代表取締役(右)
  • 球界再編騒動を振り返る長谷川一雄氏(撮影・松尾雅博)
  • 7月7日のオーナー会議の会場へ向かう西武・堤(手前左)、巨人・渡辺両オーナー。球界に影響力を持つ2人の発言に注目が集まった
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