2018.11.4 14:00

【球界ここだけの話(1440)】広島・緒方監督、ソフトB・工藤監督との“采配合戦”の裏に「延長戦」のルール変更

【球界ここだけの話(1440)】

広島・緒方監督、ソフトB・工藤監督との“采配合戦”の裏に「延長戦」のルール変更

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サンスポ記者の球界ここだけの話
日本シリーズ第4戦 メンバー表交換するソフトバンク・工藤監督と広島・緒方監督=ヤフオクドーム

日本シリーズ第4戦 メンバー表交換するソフトバンク・工藤監督と広島・緒方監督=ヤフオクドーム【拡大】

 69回目で初めての顔合わせとなった日本シリーズは広島・緒方孝市監督(49)とソフトバンク・工藤公康監督(55)の“采配合戦”が大いに盛り上がった。その理由として「延長戦」のルールが変更になったことが考えられる。

 今年からこれまでの延長十五回打ち切りから、レギュラーシーズンと同じ延長十二回打ち切りに短縮された。以前より3イニング短くなったことでより思い切った投手交代が可能に。両監督の早め、早めの継投で熱を帯びた。

 接戦が増えて試合時間は増加した。32年ぶりの開幕引き分けとなった第1戦(マツダ)は4時間38分、第2戦(同)は2時間55分。第3戦(ヤフオクドーム)は3時間57分、第4戦(同)は3時間21分、第5戦(同)は4時間25分。マツダに戻っての第6戦は3時間14分だった。セ・パ両リーグの今レギュラーシーズンの平均試合時間(3時間18分)でそれを超える試合が実に4試合もあった。

 そもそも「延長戦」のルール変更のきっかけを作ったのは広島だ。昨年、12球団の幹部が出席した会議で「ベンチ入りメンバーの人数が同じにもかかわらず、日本シリーズでなぜ延長戦のルールが違うのか」と問題提起。1年の議論を重ねて今年1月に東京都内で行われた実行委員会で「レギュラーシーズンに準ずる」と決まった。

 鈴木球団本部長は「昨年の会議のときに提案したというより、2年前に(日本ハムと)日本シリーズを戦って、そのときに思ったことを会議で話した」と振り返る。

 その結果か、日本シリーズの開幕戦では32年ぶり、史上3例目の引き分けスタートとなり、同球団本部長は「それはたまたまだよ。球場のお客さんの終電もある。延長十二回になってよかったと思う」と話した。

 激闘が続いた日本シリーズはソフトバンクの2年連続日本一で幕を閉じた。広島は来年こそ日本一の栄冠を勝ち取りたい。(柏村翔)

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