2018.11.2 08:00

【小早川毅彦のベースボールカルテ】女子野球が日本球界繁栄の鍵握る!?

【小早川毅彦のベースボールカルテ】

女子野球が日本球界繁栄の鍵握る!?

特集:
小早川毅彦のベースボールカルテ
女子野球W杯で6連覇を達成し、メダルを掲げ喜ぶ日本代表(共同)

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 米大リーグのワールドシリーズはレッドソックスが5年ぶりの世界一に輝き、日本でも野球シーズンが大詰めを迎えている。日本シリーズより一足早く、10月26日に女子野球のジャパンカップが開幕。プロ3、クラブ、大学各2、高校4の計11チームがトーナメントで争う大会は、プロの京都フローラが決勝で尚美学園大を下して優勝した。

 女子日本代表は8月、米フロリダ州で開催されたW杯で6連覇を達成。女性初の代表監督としてチームを率いた35歳の橘田(きった)恵監督に先日、取材する機会があった。小1で野球を始め、兵庫・小野高では硬式野球部に所属。仙台大では仙台六大学リーグの新人戦で女子選手初の公式戦出場を果たし、豪州の女子リーグでもプレーした第一人者だ。

 日本球界全体の課題である底辺拡大のために、どうすればいいかを尋ねると、興味深い答えが返ってきた。

 「女子野球が盛り上がればいいのでは。男性もついてきますよ」

 レベルは世界一の日本女子だが、プレー環境は決して恵まれているとはいえない。小・中学校で男子に交じって野球をやって、高校で続けたくても全国高校女子硬式野球連盟に加盟するのはわずか24校。大学、社会人、プロではさらに限られてくる。今回のW杯代表メンバー20人のうち、プロはレギュラークラスの6人だけ。プロ以外は代表候補合宿を経て「しっかりと人選」(橘田監督)した結果、高校生も3人が入った。

 男子と同じく夏に開催される全国高校女子選手権は、今年で22回目を迎えた。昨春まで大阪・履正社高監督を務めた橘田監督は「最初から最後までとは言いませんが、甲子園で試合をやらせてあげたい」と願う。

 プロ野球では広島のファン拡大に、“カープ女子”が大きく貢献している。女性が盛り上がりの鍵を握るという考えに、なるほどと思った。(サンケイスポーツ専属評論家)

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