全体練習を回避しフリー打撃を行った鈴木。巨人との決戦に向けて4番の状態が気がかりだ【拡大】
広島・鈴木誠也外野手(24)が15日、コンディション不良のためマツダスタジアムで行われた全体練習を回避した。全体練習後にグラウンドに姿を現し、個別でフリー打撃を行ったが、自身の状態については「わからない」と説明。17日に開幕する巨人とのクライマックスシリーズ・ファイナルステージ(マツダ)を前に緊急事態発生か!?
巨人とのCSファイナルステージ初戦を前に不安材料が出てきた。赤ヘルの4番として2年ぶりのポストシーズンに臨む鈴木が全体練習を回避。緒方監督は「コンディション不良」とだけ症状を明かしたが、広島市内の病院で検査を受けたとみられる。
鈴木は全体練習後の午後2時に居残り組の野間、曽根とともにグラウンドに姿を見せた。一人で約30分のフリー打撃を敢行。92スイング中、サク越え14本を披露したが、自身の状態について「わからない。いちいち気にしていない」と慎重な口ぶりだった。
昨年8月に右足首の骨折し、シーズン開幕直後の4月には下半身のコンディション不良で離脱。それでも、レギュラーシーズンでは打率・320、30本塁打、94打点で打線をけん引してきた。前日14日までのナイター練習をフルメニューこなしていたが、ここにきてアクシデントがあった可能性がある。
高ヘッドコーチは「異常はない。あすから練習に参加する」。迎打撃コーチも「見てもらっての通りです」と話したが…。34年ぶりの日本一へ、4番の状態が気がかりだ。(柏村翔)