2018.10.14 19:35

近大3季ぶり46度目のリーグ制覇は完全V 左腕・林山4勝目/関西学生

近大3季ぶり46度目のリーグ制覇は完全V 左腕・林山4勝目/関西学生

優勝が決まって胴上げされる近畿大学・田中秀昌監督

優勝が決まって胴上げされる近畿大学・田中秀昌監督【拡大】

 関西学生野球第6節&第7節(14日、南港中央)第7節の2回戦1試合と未消化だった第6節の3回戦1試合が行われ、近大が8-1で京大に快勝。2連勝で勝ち点を5とし、3季ぶり46度目(旧リーグ含む)のリーグ制覇を完全優勝で果たした。先発した林山太洲投手(2年)が6回1失点で今季4勝目を挙げ、優勝の原動力となった。関学大は7-4で同大を破り、2勝1敗で勝点2とした。

 3季ぶりのリーグ優勝に盛り上がる輪の中で、先発として腕をふった林山も笑顔を見せた。

 「決まった時はもう『よっしゃ!』って感じでした。今までと違う雰囲気を味わえた」

 冷静なマウンドさばきが光った。ボールを低めに集めて三回まで1安打。四回は2本のヒットに四球も絡んで一死満塁のピンチを招いたが、低めのスライダーで併殺に仕留めた。「低めでゲッツーというイメージを持って投げたので、狙い通りでした」と胸を張った。

 今季4勝を挙げた優勝の立役者は、今春のリーグ戦まではベンチにも入れなかった。「次こそベンチに入りたい」と走り込みに力を入れ、実戦の中で制球力を磨いた。今春のチャレンジリーグで好投を続け、MVPに選出される活躍。今秋は4年生エース・小寺の故障もあって開幕戦の先発に抜擢(ばってき)された。

 「一番緊張した」と振り返る開幕の同大戦で5回無失点と好投。続いて先発した関学大戦で自身初勝利を挙げると、関大戦では完封勝利。8試合に登板して4勝、防御率1・26は、いずれもリーグトップ。大車輪の活躍に本人は「出来過ぎですね」と謙遜したが、田中秀昌監督(61)は「彼なしではここまでこれなかった」と手放しで褒めたたえた。

 チームは関西地区選手権大会へ駒を進め、勝てば明治神宮大会への出場権を得る。「平成最後の日本一」を目標に掲げるチームの中で小寺も「もっと磨きをかけて、神宮でも投げたい」と鼻息は荒い。花開いた2年生左腕が、さらなる大舞台を目指して腕を振る。(邨田直人)

近大・田中監督「今季は投手陣がよく頑張ってくれた。細かい準備や状況判断をレベルアップさせて、日本一を目指したい」

林山 太洲(はやしやま・たいしゅう)

1998(平成10)年4月30日生まれ、20歳。佐賀県出身。小2から大志クレインズで野球を始める。中学時代は糸島ボーイズに所属。創成館高(長崎)では甲子園出場経験はなく、3年夏は県大会4強。近大ではこの秋からベンチ入りし、この日でリーグ戦4勝目。最速145キロ。1メートル73、75キロ。背番号「17」

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