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【「鬼筆」越後屋のトラ漫遊記】金本監督電撃解任の激動の2日間舞台裏、チーム方針の転換なければ新監督も同じ運命

【「鬼筆」越後屋のトラ漫遊記】

金本監督電撃解任の激動の2日間舞台裏、チーム方針の転換なければ新監督も同じ運命

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「鬼筆」越後屋のトラ漫遊記
監督要請された矢野2軍監督

監督要請された矢野2軍監督【拡大】

 しかし、本当の失敗は金本監督の采配や選手起用の未熟さを見抜けなかったことなのでしょうかね。3年前、金本政権誕生と同時に打ち出された「骨太の方針」。つまり育てながら勝つ…というチームコンセプトはどうなのでしょう。本来、優勝を目指し、勝つための場である一軍で「育てながら勝つ」という難解なテーマを掲げました。二兔を追う難しさが、指導者経験のなかった金本監督を追い込んだのです。監督もそれに気がついたからこそ、今シーズンの途中から大型補強を要望したのでしょう。

 新監督が就任してもチームコンセプトが変わらなければ、チームも変わらないでしょう。鉄人と同じ運命が待っているだけです。一軍は「勝つ」、二軍は「育成」。シンプルなチーム方針への転換がない限り、金本の無念は新監督にも降りかかります。16日に行われる新旧のオーナー交代の記者会見で藤原新オーナーが何を話すのか。大注目です。「育てながら勝つ」の継承というなら、阪神ファンにとっても茨の道が続きますよ。(毎週日曜掲載)

植村 徹也(うえむら てつや)

1990(平成2)年入社。サンケイスポーツ記者として、阪神担当一筋。運動部長、局次長、編集局長、サンスポ特別記者、サンスポ代表補佐を経て産経新聞特別記者。阪神・野村克也監督招聘、星野仙一監督招聘を連続スクープ。ラジオ大阪(OBC)の金曜日午後9時からの「NEWS TONIGHT いいおとな」、土曜日午後6時半からの「ニュース・ハイブリッド」に出演中。

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