2018.10.14 18:00(3/6ページ)

【「鬼筆」越後屋のトラ漫遊記】金本監督電撃解任の激動の2日間舞台裏、チーム方針の転換なければ新監督も同じ運命

【「鬼筆」越後屋のトラ漫遊記】

金本監督電撃解任の激動の2日間舞台裏、チーム方針の転換なければ新監督も同じ運命

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「鬼筆」越後屋のトラ漫遊記
坂井オーナー(左)と金本監督はともに球団を去る

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 時計の針を前日の10日に戻します。本拠地最終戦が行われるお昼過ぎ、揚塩球団社長は大阪・野田の阪神電鉄本社に呼ばれていました。球団社長を呼んだのは坂井信也オーナー(11日に退任会見済み)ではなく、藤原崇起本社会長(オーナー代行で16日から新オーナー)と秦雅夫本社社長でした。そこでのやりとりを本社関係者はこう明かしました。

 「揚塩君、金本監督に辞めてもらう。君が今日の試合後に伝えて、辞めてもらえ。坂井オーナーも辞めるので、心配しなくていい」

 「そうですか…。でも球団は金本監督の続投を前提にしてコーチ人事などの内示を行っていますが…」

 「それは後でなんとでもなる。金本監督では来季、もう無理やろ。任期途中(今季から3年契約)でも仕方ない。それから後任は誰がおるねんな?」

 「球団内の評価が高いのは矢野二軍監督です」

 「そうか。それなら矢野二軍監督の昇格で早くまとめなさい」

 金本監督の契約期間はまだ来季から2年残っていました。球団からの解任通告となれば、残りの年俸を支払う義務が生じますが、約4億円を支払う結果が待っている状況下でも「辞任勧告」を指示した藤原-秦両首脳の意思は極めて固かったようです。

 金本監督の3年間は4位、2位、そして今年が最下位。成績はじり貧で、期待した若手育成は遅々として進みませんでした。本拠地・甲子園球場でも大きく負け越し、地元のファンのフラストレーションは溜まる一方。本社や球団にもファンの抗議の電話が殺到する日々でした。

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