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【「鬼筆」越後屋のトラ漫遊記】金本監督電撃解任の激動の2日間舞台裏、チーム方針の転換なければ新監督も同じ運命

【「鬼筆」越後屋のトラ漫遊記】

金本監督電撃解任の激動の2日間舞台裏、チーム方針の転換なければ新監督も同じ運命

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「鬼筆」越後屋のトラ漫遊記
契約を残して解任された金本監督

契約を残して解任された金本監督【拡大】

 まさに激震でした。10月11日の午後1時、萎える気持ちをどうにか奮い立たせ、それでも来季に向かおうとしていた金本監督は甲子園球場横の球団事務所2階のプレスルームで報道陣の囲み取材の中にいました。わずか数時間前にプレスリリースされた辞任発表の囲みで、小さな声でポツリポツリと語り始めました。

 --球団に辞意を伝えたのか

 「昨日(10日)の試合後ですね」

 --辞任する理由は

 「成績不振です」

 --辞任を考えたのはどのタイミングからなのか

 「最下位が決まったくらいですね」

 わずか3年前の2015年オフ、監督就任を躊躇(ちゅうちょ)する金本監督に何度もお願いし、まさに三顧の礼をもって監督に招いた阪神球団はその大事な人の辞任発表をテーブルも椅子も用意せず、立ったまま。テレビカメラなし、新聞社のカメラマンもなし…の完全NGシフトで行ったのです。

 「なんでテレビカメラを入れないんや。最後くらいはちゃんと舞台を整えて送り出すべきや」

 球団関係者ですら吐き捨てるような報道陣の囲み取材でした。

 そして、辞意を語る金本監督を囲む報道陣の中に異様な光景があったのです。なんと揚塩球団社長、谷本修球団副社長兼本部長、嶌村聡球団副本部長の3人が報道陣の輪の中で必死に監督の言葉を聴いていたのです。揚塩球団社長に至っては耳をダンボにして、監督発言をチェックしているようでもありました。「辞任発表」なのに実情を話されては困る…という深層心理が球団トップの背中に書いていました。

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