2018.10.12 08:00

【悼む】江本孟紀氏、金田留広氏は「とても面倒見のいい方だった」

【悼む】

江本孟紀氏、金田留広氏は「とても面倒見のいい方だった」

 400勝投手の金田正一氏(85)の弟で、東映(現日本ハム)、ロッテで最多勝を獲得するなど通算128勝を挙げた金田留広(かねだ・とめひろ)さんが2日に死去した。

 またか…。同年代の方々が次々と亡くなっていく。本当に残念だ。

 とても面倒見のいい方だった。1971年2月にドラフト外で東映(現日本ハム)に入団した俺に、1学年上で、既にプロの世界で実績を重ねていた留広さんはよく声をかけてくれた。400勝投手である兄・正一氏譲りの練習法を目の当たりにして、とても勉強になった。

 先発当日でも、すさまじかった。両翼のポールからポールまで、直線距離とはいえウサギ跳びで5往復。次に腹筋、背筋をこなし、20-30メートルのダッシュを30本程度繰り返す。さらに遠投で肩をつくって、いざ先発のマウンドへ。今のプロ野球では考えられない調整法だろう。

 だから、スタミナがあった。球速や変化球の切れは驚くほどではなかったが、2度の最多勝など輝かしいキャリアを重ねたのは、無尽蔵の体力があったからこそだと思う。

 留広さんを見て、「これくらいやらないと一流にはなれない」と目が覚めた。実際は半分もできなかったが、プロの投手とはこういうものだと教えていただいた。本当にありがとうございました。 (サンケイスポーツ専属評論家)

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