2018.9.29 08:00

【デーブ解析料理】西武、強さの裏にミス責めない辻監督の包容力

【デーブ解析料理】

西武、強さの裏にミス責めない辻監督の包容力

1回、先制3点本塁打を放ち、ベンチに戻ってからレフトスタンドに向かってポーズをとる西武・山川=メットライフドーム(撮影・大橋純人)

1回、先制3点本塁打を放ち、ベンチに戻ってからレフトスタンドに向かってポーズをとる西武・山川=メットライフドーム(撮影・大橋純人)【拡大】

 (パ・リーグ、西武5-3ソフトバンク、23回戦、西武13勝10敗、28日、メットライフ)優勝争いが佳境を迎えた中で西武が12連勝。神がかったような強さの裏には、辻監督の包容力があると思う。ミスをしてもとがめずに、「取り返せばいい」という方針のもと、選手が伸び伸びとプレーしている。

 その典型が山川だ。もともと打撃は天才的。特に、内角球に対してヘッドを遅らせて体を回す打ち方は絶品で、ボールにスライス回転をかけてフェアゾーンに飛ばす高い技術を持っていた。

 この日は一回に3ランを放った後、三回の守備で失策を犯した。それでも、その後の打席で必死に食らいつき、2個目の四球を選んだ六回に中村の一発が飛び出した。守備のミスを必要以上に責めない辻監督によって、才能が花開いた。

 今季の序盤は絶不調だった中村は、「変わる」ことで苦境を脱した。バットを920グラムから、実に40グラムも軽い880グラムのものに変えたと聞いた。常識的には考えられない。彼の変わろうとした勇気に敬意を表したい。

 エースの菊池にとっては、これからの野球人生の財産になる白星だと思う。これを機に、もう一皮むけるのではないか。 (サンケイスポーツ専属評論家)

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