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【小早川毅彦のベースボールカルテ】大谷、“トータルで二刀流”でもいいのでは

【小早川毅彦のベースボールカルテ】

大谷、“トータルで二刀流”でもいいのでは

特集:
小早川毅彦のベースボールカルテ
3回、右越えに二塁打を放つエンゼルス・大谷=アナハイム(共同)

3回、右越えに二塁打を放つエンゼルス・大谷=アナハイム(共同)【拡大】

 ドクターから右肘の靱帯(じんたい)再建手術を勧告されたエンゼルスの大谷が、野手で出場を続けている。戦力として認められているからで、改めてすごいと思う。野手としては88試合に出場し、打率・295、19本塁打、54打点。結果を残しているものの、能力からすると、今のアッパー気味のスイングではもったいない。

 米大リーグでいくら「フライボール革命」が浸透しているとはいえ、バットが下から出て体が反っくり返るようなスイングでは球を捉えるポイントが狭くなり、ミスショットの率が高くなる。一流の打者は、スイングの始動時は打ち下ろしている。

 それでも、これだけの数字を残す24歳には、ただならぬ能力と、フィジカル(体)の強さを感じる。体のバネや打球を遠くへ飛ばす能力は天性のもの。スイングのメカニックを自分なりに研究できたら、成績はまだまだ上がるだろう。

 年俸30億円を超すチームメートのトラウトをはじめ、ジャッジ(ヤンキース)、ハーパー(ナショナルズ)らメジャーを代表する長距離打者は筋骨隆々で、どっしりと根を張った大木のような強さがある。大谷はゴムのようなしなりがある体。それでいて、打球の飛距離は決して負けないのだから、たいしたものだ。

 大谷はどんな二刀流を目指しているのだろうか? あくまで「投手で10勝、野手で2桁本塁打」のような数字なのか、それとも「先発で1年間ローテーションを守り、野手で規定打席に到達」という高みなのか。私は後者こそ、真の二刀流の入り口だと思っている。

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